BizLearnではeラーニング「基本情報技術者試験 合格総合対策コース」を提供しています。
日本の国家資格の一つである情報処理技術者試験。その中でも、IT人材に必要とされる情報処理の基本的な知識・機能・活用能力を試されるのが基本情報技術者試験です。令和元年度秋期の試験では受験者数6万人を超え、とても人気のある資格試験です。
名前の通り、情報処理技術者試験の中では基本編にあたるのですが、聞こえてくるのは難しいという評判です。実際にITパスポートや情報セキュリティマネジメント試験より難易度は高いのですが、その合格率はどのくらいなのでしょうか。
この記事では基本情報技術者試験の合格率や受験者層、必要な勉強時間などについて解説いたします。受験を考えている方は、ぜひ役立ててください。
日本の国家資格の一つである情報処理技術者試験。その中でも、IT人材に必要とされる情報処理の基本的な知識・機能・活用能力を試されるのが基本情報技術者試験です。令和元年度秋期の試験では受験者数6万人を超え、とても人気のある資格試験です。
名前の通り、情報処理技術者試験の中では基本編にあたるのですが、聞こえてくるのは難しいという評判です。実際にITパスポートや情報セキュリティマネジメント試験より難易度は高いのですが、その合格率はどのくらいなのでしょうか。
この記事では基本情報技術者試験の合格率や受験者層、必要な勉強時間などについて解説いたします。受験を考えている方は、ぜひ役立ててください。
目次
- 1.基本情報技術者試験の受験者層
- 2.基本情報技術者試験の合格率・受験者数の推移
- 2.1.基本情報技術者試験は社会人より学生の合格率が高い?
- 3.基本情報技術者試験の難易度・勉強時間
- 3.1.基本情報技術者試験の難易度
- 3.2.基本情報技術者試験の勉強時間
- 4.令和2年の春期試験から出題の見直しが行われているため注意
- 5.まとめ
1.基本情報技術者試験の受験者層
ここ10年、基本情報技術者試験の受験者数は毎回4万人を割ったことはなく、平均でも5万人を超える受験者数となっています。では、その受験者はどのような層で構成されているのでしょうか。
受験者のうち約3割は学生です。情報技術系の専門学校で在学中に資格取得を推奨され、基本情報技術者試験に挑み合格することで、特にIT系企業への就職に役に立てているのもその一因でしょう。また、上位の試験である応用技術者試験では学生の割合は1割程度ですので、基本情報技術者試験は比較的学生の比率が高いといえます。情報技術者の基本となるべき試験、資格というレベル感も影響していると思われます。
残りの7割の受験者が社会人です。社会人受験者のうち、約半数がIT系の業種または業務についていると回答しており、IT系の業種、業務では基本情報技術者の資格が重要視されていることがわかります。新入社員が内定者研修期間中に学び、入社後に受験することや、昇級の条件としても利用されていることも、受験者数が多いことの一つの理由となっています。
受験者のうち約3割は学生です。情報技術系の専門学校で在学中に資格取得を推奨され、基本情報技術者試験に挑み合格することで、特にIT系企業への就職に役に立てているのもその一因でしょう。また、上位の試験である応用技術者試験では学生の割合は1割程度ですので、基本情報技術者試験は比較的学生の比率が高いといえます。情報技術者の基本となるべき試験、資格というレベル感も影響していると思われます。
残りの7割の受験者が社会人です。社会人受験者のうち、約半数がIT系の業種または業務についていると回答しており、IT系の業種、業務では基本情報技術者の資格が重要視されていることがわかります。新入社員が内定者研修期間中に学び、入社後に受験することや、昇級の条件としても利用されていることも、受験者数が多いことの一つの理由となっています。
2.基本情報技術者試験の合格率・受験者数の推移
平成21年度より春期・秋期を合わせた年間の受験者数は基本的には10万人を超え続けています。平成28年度のみ受験者数が99,999人と10万人を割りましたが、令和元年度では12万人を超える受験者数に戻っています。基本情報技術者試験の人気を裏付けるデータといえるでしょう。
一方で、その合格率は累計で25.4%です。平成23年度のみ31.8%とやや高めですが、それ以外の年度では22%~27%の間を上下しながら推移しています。他の試験に比べると、開催回によって難易度のばらつきが大きく、高い合格率の次の年には合格率が下がるなどの傾向もみられます。情報技術は日々進化しているため、試験の対象範囲が増え続けているのですが、それも込みで25%前後の難易度にコントロールされていると考えられます。
同じIPAの行っている資格試験であるITパスポート、情報セキュリティマネジメント試験では合格率は50%前後となっています。基本情報技術者試験の難易度の高さが浮かび上がってくるデータです。
一方で、その合格率は累計で25.4%です。平成23年度のみ31.8%とやや高めですが、それ以外の年度では22%~27%の間を上下しながら推移しています。他の試験に比べると、開催回によって難易度のばらつきが大きく、高い合格率の次の年には合格率が下がるなどの傾向もみられます。情報技術は日々進化しているため、試験の対象範囲が増え続けているのですが、それも込みで25%前後の難易度にコントロールされていると考えられます。
基本情報技術者(春期・秋期) | ||||
受験者数(人) | 合格者数 (人) | 合格率 (%) | ||
平成21年度 | 144,373 | 45,955 | 31.8 | |
平成22年度 | 138,649 | 31,618 | 22.8 | |
平成23年度 | 118,498 | 30,148 | 25.4 | |
平成24年度 | 111,487 | 28,424 | 25.5 | |
平成25年度 | 101,842 | 22,948 | 22.5 | |
平成26年度 | 100,879 | 23,953 | 23.7 | |
平成27年度 | 101,221 | 26,109 | 25.8 | |
平成28年度 | 99,999 | 26,591 | 26.6 | |
平成29年度 | 105,252 | 23,288 | 22.1 | |
平成30年度 | 111,381 | 28,552 | 25.6 | |
令和元年度 | 121,556 | 31,224 | 25.7 | |
新制度累計 | 1,255,137 | 318,810 | 25.4 |

2.1.基本情報技術者試験は社会人より学生の合格率が高い?
基本情報技術者試験は社会人より学生の受験者の方が、合格率が若干高い傾向にあります。過去11年のデータを見てみると学生よりも社会人が合格率で上回ったのは2年のみです。これは主に情報技術系の専門学校の学生の方が情報技術の基本を学校で学習した上で本試験にのぞんでいることと、そして社会人が有利となるマネジメント系、ストラテジ系の問題の出題比率がITパスポート等に比べ低いことが理由となっているようです。
社会人 | 学生 | |||||
受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) | 受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) | |
令和元年度 | 82,630 | 20,675 | 25.0 | 38,926 | 10,549 | 27.1 |
平成30年度 | 74,771 | 18,317 | 24.5 | 36,610 | 10,235 | 28.0 |
平成29年度 | 68,719 | 14,434 | 21.0 | 36,533 | 8,854 | 24.2 |
平成28年度 | 65,263 | 16,803 | 25.7 | 34,736 | 9,788 | 28.2 |
平成27年度 | 64,619 | 16,499 | 25.9 | 36,602 | 9,610 | 26.3 |
平成26年度 | 62,294 | 14,620 | 23.5 | 38,585 | 9,333 | 24.2 |
平成25年度 | 61,839 | 13,254 | 21.4 | 40,003 | 9,694 | 24.2 |
平成24年度 | 48,321 | 12,586 | 26.0 | 42,647 | 10,682 | 25.0 |
平成23年度 | 77,078 | 18,858 | 24.5 | 41,420 | 11,290 | 27.3 |
平成22年度 | 93,393 | 20,659 | 22.1 | 45,256 | 10,959 | 24.2 |
平成21年度 | 101,145 | 33,517 | 33.1 | 43,228 | 12,438 | 28.8 |

3.基本情報技術者試験の難易度・勉強時間
合格率はトータルで見ると25%程度と基本情報技術者試験の合格率は高くはないということが過去のデータよりわかっています。それでは、その難易度や目安となる勉強時間はどれくらいなのでしょうか。以下、説明していきます。
3.1.基本情報技術者試験の難易度
基本情報技術者試験は情報処理技術者試験の中ではレベル2にあたります。これは「基本」、基礎にあたるレベルの資格、試験であるということを意味しています。そのため、情報処理技術者として学習、就業経験がある場合は、問題が難解、複雑すぎるということはありません。ただし、ITに関する知識がないところから始めた場合には、基本をすべて学ぶ必要があるため、大変な勉強量が必要となるのも事実です。
基本情報技術者試験は午前・午後の二部で構成され、いずれも100点満点中の60点以上が合格基準です。午前はITパスポートに合格できるだけの知識があれば、対策はそれほど難しくはありません。午後は長文の問題が出題され、文章読解能力も問われるため難易度はやや高くなります。
試験範囲としては、情報処理全般を対象としており、普段から情報処理に業務で触れている場合や、情報系の勉強をしている場合はその知識を活かすことができます。ただし、マネジメント系、ストラテジ系といったカテゴリに関しては、より上位のITエンジニア以外には直接的に触れる機会が少ないため、注意して勉強をしておく必要があります。
基本情報技術者試験は午前・午後の二部で構成され、いずれも100点満点中の60点以上が合格基準です。午前はITパスポートに合格できるだけの知識があれば、対策はそれほど難しくはありません。午後は長文の問題が出題され、文章読解能力も問われるため難易度はやや高くなります。
試験範囲としては、情報処理全般を対象としており、普段から情報処理に業務で触れている場合や、情報系の勉強をしている場合はその知識を活かすことができます。ただし、マネジメント系、ストラテジ系といったカテゴリに関しては、より上位のITエンジニア以外には直接的に触れる機会が少ないため、注意して勉強をしておく必要があります。
3.2.基本情報技術者試験の勉強時間
ITの知識があまりない文系の人や初学者が基本情報技術者試験に合格しようと勉強する場合、約200時間の勉強が必要になるといわれています。情報系の知識を幅広く要求されるため、しっかりと時間をかけて学習する必要が発生します。一部の問題を除き「基本」が問われる試験のため、覚えなくてはいけないことの量が多いイメージです。
情報系の企業で働いている場合や、情報系の学校で学んでいる学生の場合は合格までに約50時間の勉強が必要といわれています。この勉強時間は知識の量によっても変わってくるため、あくまで目安です。重要な項目、例えばデータ構造及びアルゴリズムなどは重点的に学習する必要があります。
効率的に勉強を行い、勉強時間を少なくしておきたい場合には、eラーニングを利用した学習がオススメです。BizLearnのeラーニングを使用した場合の勉強時間の目安は125~135時間です。一から一人で学ぶよりも効率よく、すき間時間を利用して勉強することができます。詳しくは、以下の記事をご参照ください。
未経験から挑む基本情報技術者試験。必要な勉強時間はどれくらい?
情報系の企業で働いている場合や、情報系の学校で学んでいる学生の場合は合格までに約50時間の勉強が必要といわれています。この勉強時間は知識の量によっても変わってくるため、あくまで目安です。重要な項目、例えばデータ構造及びアルゴリズムなどは重点的に学習する必要があります。
効率的に勉強を行い、勉強時間を少なくしておきたい場合には、eラーニングを利用した学習がオススメです。BizLearnのeラーニングを使用した場合の勉強時間の目安は125~135時間です。一から一人で学ぶよりも効率よく、すき間時間を利用して勉強することができます。詳しくは、以下の記事をご参照ください。
未経験から挑む基本情報技術者試験。必要な勉強時間はどれくらい?
4.令和2年の春期試験から出題の見直しが行われているため注意
基本情報技術者試験の午後試験について、2020年(令和2年)の試験より、それまでの試験と問題数、解答数、プログラミング言語に大きく変更がありました。
午後試験の最後の問題、問7~11のソフトウェア開発はプログラミング言語を選択して回答する問題です。2020年の試験より、プログラミング言語として「Python(パイソン)」が追加されました。一方で、これまでの試験では選択できた「COBOL(コボル)」の問題はなくなりました。プログラミング言語として人気の上がってきたPythonが古くからあるCOBOLと入れ替わった形となっています。
午後試験の問題数は2019年以前の試験では13問より7問を選択して解答することとなっていました。2020年の試験からは11問から5問を選択して解答するように変更になりました。問題数は減りましたが、各問のボリュームは増加するため、試験にかかる時間は同等と考えられます。
2020年の試験からデータ構造及びアルゴリズム、ソフトウェア開発の配点が合わせて50点に増えました。両分野ともにプログラミングと密接に関連のある分野で、プログラミングに関する知識へのウェイトが高まった形となっています。
※基本情報技術者試験の午後試験については、配点は公表されていません。過去の試験のデータなどをもとに配点を算出しています。
午後試験の最後の問題、問7~11のソフトウェア開発はプログラミング言語を選択して回答する問題です。2020年の試験より、プログラミング言語として「Python(パイソン)」が追加されました。一方で、これまでの試験では選択できた「COBOL(コボル)」の問題はなくなりました。プログラミング言語として人気の上がってきたPythonが古くからあるCOBOLと入れ替わった形となっています。
午後試験の問題数は2019年以前の試験では13問より7問を選択して解答することとなっていました。2020年の試験からは11問から5問を選択して解答するように変更になりました。問題数は減りましたが、各問のボリュームは増加するため、試験にかかる時間は同等と考えられます。
2020年の試験からデータ構造及びアルゴリズム、ソフトウェア開発の配点が合わせて50点に増えました。両分野ともにプログラミングと密接に関連のある分野で、プログラミングに関する知識へのウェイトが高まった形となっています。
※基本情報技術者試験の午後試験については、配点は公表されていません。過去の試験のデータなどをもとに配点を算出しています。
5.まとめ
基本情報技術者試験はその合格率が約25%という、とても簡単に合格できるとは言えない試験、資格です。しかし、情報技術者試験の中では基礎、基本のレベルですので、難しすぎて解答できないという問題も出てきません。情報技術者としての基礎となる知識を付けるのに必要な分、勉強が必要となる試験といえるでしょう。
しかしながら、初学者や文系の人にとって、一から情報技術について一人で学んでいくことは、難易度が高く、険しい道のりです。そんな学習をサポートする方法としてオススメなのがeラーニングの利用です。テキストや過去問題集はわかりやすくまとめられており、勉強時間を抑えて効率的に試験に向けた学習ができます。
また、一部のeラーニングはIPAの認定を受けており、受講することで午前免除制度を活用することができます。特に初学者や文系の方は、合格への負荷を減らせる方法として活用すべき制度です。 場所と時間の制約なく勉強ができることも含め、他の学習方法と比べて大きなメリットがあります。
当社のeラーニング「基本情報技術者試験 合格総合対策コース」は、効率的な学習で受講者の合格をサポートします。蓄積されていく個人ごとの練習問題の正誤結果により、間違いの多い分野の分析が容易になるため、自身の弱点に特化して対策を行えます。また、チュータ担任制度もあり、チュータが質問に回答してくれる仕組みとなっているため、難しい問題でつまってしまっても質問することでスムーズに解決をすることができます。また合格ナビゲーション付きのコースでは、どのようなペースで勉強していけばよいのか、モデルケースを示し、継続的なスケジュールに沿った勉強のサポートもしてくれます。もちろん、午前免除制度にも対応しています。
しかしながら、初学者や文系の人にとって、一から情報技術について一人で学んでいくことは、難易度が高く、険しい道のりです。そんな学習をサポートする方法としてオススメなのがeラーニングの利用です。テキストや過去問題集はわかりやすくまとめられており、勉強時間を抑えて効率的に試験に向けた学習ができます。
また、一部のeラーニングはIPAの認定を受けており、受講することで午前免除制度を活用することができます。特に初学者や文系の方は、合格への負荷を減らせる方法として活用すべき制度です。 場所と時間の制約なく勉強ができることも含め、他の学習方法と比べて大きなメリットがあります。
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