BizLearnLog

BizLearnLog編集部

【最新版】2023年度の基本情報技術者試験の合格率について

【最新版】2023年度の基本情報技術者試験の合格率について
2023年4月から始まった新制度の基本情報技術者試験ですが、合格率がIPAより発表されました。2023 年 4 月の月間の合格率は 56.4 %、5月は54.7%と高い水準をキープしています!本記事では、制度改正前後の合格率のデータから読み取れることと、新制度の出題傾向についてお伝えいたします。

1.新制度基本情報者試験の合格率は?

制度変更前の合格率が35%~40%を推移していましたが、新制度となった今、合格率は50%ほどと高水準が続いています。
受験者を学生と社会人に分けた場合、学生の合格率が51.7%、社会人の合格率は60.1%となっています。
試験改正により難易度が下がるではないかと言われていた基本情報技術者試験ですが合格率を見ると、旧制度と比べて難易度は下がったことが推測されます。ただ、今後難易度が調整される可能性もありますので、今年度受験を予定している方は引継ぎ身を引き締めて学習しましょう。

知っていますか?

合格が近づく科目A免除制度

あなたは科目A免除制度について、ご存じでしょうか?
基本情報技術者試験の合格率は基本的に40%~50%の合格率で遷移しています。半分以上が落ちてしまうことから、難易度の高さが伺えるのではないでしょうか。そこで、少しでも合格率を高めるために活用したいのが「科目A免除制度」です。
基本情報技術者試験に合格する為には、知識を問う科目A試験、技能を問う科目B試験の2つの試験に合格する必要があります。科目A免除制度とは、IPAに認定されたeラーニング講座などを事前に受講し、科目A免除修了試験に合格すると、本試験の科目A試験が1年間免除されるという制度です。事前に科目A試験の免除の権利を手に入れておけば、科目B試験に集中することができるので、合格がぐっと近づくこと間違いなしです!

2.受験者の業種別合格率と資格取得の重要性

2023年6月14日時点の今年度の統計データによると、ソフトウェア、情報処理・提供サービス業の方が受験者全体の約47%を占めており、合格率は56%となっています。次いで受験者が多い業種は製造業で合格率69%、金融・保険業、不動産業で合格率59%、官公庁・公益団体で61%です。 このデータからわかるように、 普段の業務ではあまりITに関わらない業種でも高い合格率を記録しています。むしろ、IT系の業種よりも合格率が高くなっているので、どんな業種の方でもチャレンジしやすい試験であることが伺えます。
情報処理推進機構新制度の変更点を踏まえると、受験の対象者は「ITエンジニア」から「デジタル人材」へと大きく広がりました。
制度変更に伴い、試験が通年受験できるようになったことや、科目B試験では従来の選択のプログラミング問題が廃止され、長文問題が短文問題になるなど、より試験自体も受験しやすい体制へと変わりました。
経済産業省から発表されたDXレポートの指南により、国から企業に対するDX政策が始まっています。デジタル技術を活用した新製品やサービスが企業の成功に直結するため、どの業界の企業もDX推進スキルをもつ人材を求めるようになりました。基本情報技術者試験に合格して自身のITスキルを証明することは、どんな業界で働くにも大きな武器となるでしょう。

3.未経験者の合格率

これから、ITエンジニアを目指す方で基本情報技術者試験の合格を目指す方も多いのではないでしょうか。勤務経験年数別の合格率は以下の通りです。
6月には勤務年数がない方の合格率が高くなっています。この合格率からみても初学者であっても、対策や学習をしっかりとすることで合格を目指すことができると思います。
 
試験実施月 経験なし 若手
1年から4年
中堅
5年から10年
4月 60.7% 63.5% 55.2%
5月 56.0% 60.6% 54.2%
6月 61.3% 58.0% 47.8%

3.新制度で科目B試験の難易度は下がった?

旧制度で午後試験(現:科目B試験)は長文問題が受験者の多くの方を苦しめていましたが、新制度では大問形式の出題から小問形式のコンパクトな出題形式に変更、出題範囲もアルゴリズムとプログラミング(擬似言語)と情報セキュリティに絞られました。
IPAでは、4月受験者の科目A・科目Bの評価点分布も公開しています。科目Bの合格率は64%と高水準になっています。
評価点 科目A試験 科目B試験
900点~1,000点 59名 464名
850点~899点 172名 788名
800点~849点 393名 1026名
750点~799点 731名 1121名
700点~749点 975名 1160名
650点~699点 1113名 1132名
600点~649点 1028名 1021名
550点~599点 699名 809名
500点~549点 595名 688名
450点~499点 498名 623名
400点~449点 403名 501名
350点~399点 303名 437名
300点~349点 169名 299名
0点~299点 139名 444名
合計 7277名 10513名
合格者数 4471名 6712名
合格率 61% 64%

4.基本情報技術者試験に合格するために

今年度の基本情報技術者試験の合格率は高水準をキープしていますが、実際に合格するには学習の継続や試験対策が必須となります。
BizLearnの基本情報技術者対策講座は科目A免除制度にも対応しており、 オンライン学習ながら、チュータによる個別指導がある為いつでも、何度でも基本情報技術者のプロに質問や相談をすることが可能です。
BizLearnでは、合格までの計画的な学習をサポートするコースやライブ講義で理解を深めるオンラインスクールなど、さまざまなタイプの講座をご用意しているため、ご自身に合った学習方法をお選びいただけます。ぜひBizLearnの講座を活用して基本情報技術者試験に合格しましょう!

知っていますか?

合格が近づく科目A免除制度

あなたは科目A免除制度について、ご存じでしょうか?
基本情報技術者試験の合格率は基本的に40%~50%の合格率で遷移しています。半分以上が落ちてしまうことから、難易度の高さが伺えるのではないでしょうか。そこで、少しでも合格率を高めるために活用したいのが「科目A免除制度」です。
基本情報技術者試験に合格する為には、知識を問う科目A試験、技能を問う科目B試験の2つの試験に合格する必要があります。科目A免除制度とは、IPAに認定されたeラーニング講座などを事前に受講し、科目A免除修了試験に合格すると、本試験の科目A試験が1年間免除されるという制度です。事前に科目A試験の免除の権利を手に入れておけば、科目B試験に集中することができるので、合格がぐっと近づくこと間違いなしです!

基本情報技術者試験・プロジェクトマネジメントなどビジネスに役立つ記事を公開中!

ロゴ:BizLearn

BizLearnLog編集部

PMP(R)や基本情報技術者試験に関する役立つ情報などを配信中!
BizLearn では自社開発のビジネススキルに役立つ講座を販売しております。