PMP®資格維持のために必要なPDUとは?

BizLearnでは、PMP®の更新条件をクリアできるeラーニング「PMP®更新セット」を提供しています。PMP®は一般的な資格とは違い、更新が必要な資格です。更新のためには、継続的な学習やコミュニティの貢献などが求められ、そのためプロジェクトマネジメントの資格としても信頼度の高い資格になっています。本稿では、PMP®資格更新のために必要なPDUとは何か、PDUを取得するためには何が必要なのかをご紹介します。今、PMP®資格更新が近い方も是非参考にしてください。
PDUとは?
PDUとは、Professional Development Unitの略であり、PMP®の資格更新に必要な測定可能な範囲です。PMP®更新には、プロジェクトマネジメントの専門家として、継続的学習やコミュニティへの貢献が求められており、その測定する単位がPDUです。PDUは、約1時間程度の活動で1PDUと算出されます。PDUは端数でも取得でき、最小単位は0.25PDUです。1時間15分学習をしたら、1.25PDU取得できます。しかし、これは1時間を超えた場合にのみ適用されます。
PMP®を更新するために必要なPDU
PMP®を更新するための仕組みはCCRと呼ばれます。CCRプログラムは、Continuing Certification Requirements Programの略語です。CCRプログラムでは、PMP®更新の資格条件は、3年間で60PDUが必要です。しかし、どの活動でも良いわけではなく、取得するためのルールが設定されています。PDUを取得するためには、セミナーへの参加、読書などの継続的学習により獲得できる「教育分野」と実務やセミナー主催などプロジェクトマネジメントコミュニティー参加により獲得できる「ギブバック活動」があります。このそれぞれの分野で取得する最低限、最大PDUが決まっております。
「教育分野」は、最低限35PDU取得する必要があり、上限はありません。そのため、更新に必要な60PDUすべてが教育分野での取得でも構いません。また、「教育分野」の下には、PMI®が設定したタレント・トライアングルを元に、「タクティカル」「リーダーシップ」「ストラテジック&ビジネス・マネジメント」の3つのサブカテゴリーそれぞれでも8PDUを取得する必要があります。
一方、「ギブバック活動」では最大25PDUまでしか取得できません。また、ギブバック活動の一つ、実務者としての貢献も最大8PDUまでしか取得できません。そのため、実務以外での活動が必須で必要になります。逆に最低限PDUは設定されておらず、0PDUでも更新できます。
「教育分野」は、最低限35PDU取得する必要があり、上限はありません。そのため、更新に必要な60PDUすべてが教育分野での取得でも構いません。また、「教育分野」の下には、PMI®が設定したタレント・トライアングルを元に、「タクティカル」「リーダーシップ」「ストラテジック&ビジネス・マネジメント」の3つのサブカテゴリーそれぞれでも8PDUを取得する必要があります。
一方、「ギブバック活動」では最大25PDUまでしか取得できません。また、ギブバック活動の一つ、実務者としての貢献も最大8PDUまでしか取得できません。そのため、実務以外での活動が必須で必要になります。逆に最低限PDUは設定されておらず、0PDUでも更新できます。
PDU取得方法
それでは具体的にPDUの取得方法をご紹介します。
教育分野でPDUを取得する方法
教育分野でPDUを取得する方法は会の5つの方法があります。
1.Course or Training (研修やトレーニング)
PMIや登録認証機関が実施している研修やトレーニングへの参加。
PMIや登録認証機関が実施している研修やトレーニングへの参加。
2.Organization Meetings(組織のミーティング参加)
PM専門家向けのミーティングイベントなどへの参加。
PM専門家向けのミーティングイベントなどへの参加。
3.Online or Digital Media(オンライン学習)
PMIが提供しているProjectManagement.comなどのウェビナーに参加。
PMIが提供しているProjectManagement.comなどのウェビナーに参加。
4. Read(読書)
書籍や記事、ホワイトペーパーなど専門的な知識を学ぶための読書。
書籍や記事、ホワイトペーパーなど専門的な知識を学ぶための読書。
5.Informal Learning(非公式研修)
メンタリングや組織の昼食勉強会に参加など非公式研修への参加。
メンタリングや組織の昼食勉強会に参加など非公式研修への参加。
ギブバック活動分野でPDUを取得する方法
1.Work.as.a.Practitioner (実務者として仕事)
実際にプロジェクトマネジメントなどの実務に従事することです。最大8PDUまで取得できません。また、更新期間中に1回しか申請できないため注意が必要です。
実際にプロジェクトマネジメントなどの実務に従事することです。最大8PDUまで取得できません。また、更新期間中に1回しか申請できないため注意が必要です。
2.Create Content(コンテンツ作成)
書籍やウェビナー、ブログ記事などを作成することで他の人への知識共有材料を作成
書籍やウェビナー、ブログ記事などを作成することで他の人への知識共有材料を作成
3.Give a Presentation(プレゼンテーションの実施)
PMI日本支部イベントやグローバルカンファレンスや組織でのプレゼンテーションや講演を実施
PMI日本支部イベントやグローバルカンファレンスや組織でのプレゼンテーションや講演を実施
4.Share Knowledge(知識の共有)
メンタリングや指導を通して、自身の知識、経験スキルを共有すること
メンタリングや指導を通して、自身の知識、経験スキルを共有すること
5.Volunteer(ボランティア)
所属企業やクライアント以外のコミュニティで知識・スキルの共有などのサービスを提供
所属企業やクライアント以外のコミュニティで知識・スキルの共有などのサービスを提供
PDUの申請方法
PMPの更新手順は大きく6つのプロセスに分かれます。
1.PDUの登録
活動したPDUの登録です。本部のCCRSのWEBサイト(https://ccrs.pmi.org/)を通して登録をします。この際条件を満たしているのかをしっかり確認しましょう。
活動したPDUの登録です。本部のCCRSのWEBサイト(https://ccrs.pmi.org/)を通して登録をします。この際条件を満たしているのかをしっかり確認しましょう。
2.更新通知の受信
PMI®より更新時期が近づいてきたら、通知Eメールが送られてくるので確認をしましょう。
PMI®より更新時期が近づいてきたら、通知Eメールが送られてくるので確認をしましょう。
3.更新情報の入力
メールを受信したら更新情報の入力を行います。
メールを受信したら更新情報の入力を行います。
4.更新費用の支払
更新費用の支払いを行いましょう。更新費用は、ご紹介したようにPMI®会員60USD、非会員150USDです。支払い方法は、クレジットカードなどがあります。
更新費用の支払いを行いましょう。更新費用は、ご紹介したようにPMI®会員60USD、非会員150USDです。支払い方法は、クレジットカードなどがあります。
5.資格証明書の受領
資格証明書を受領します。資格証明書は、更新手続きが出来てから約6−8週間程度で郵送にて送られます。
資格証明書を受領します。資格証明書は、更新手続きが出来てから約6−8週間程度で郵送にて送られます。
6.更新完了
以上で資格更新です。3年間とサイクルは長いようで短いです。しっかり計画を持って、早め早めにPDU取得、更新手続きをすすめるようにしましょう。
以上で資格更新です。3年間とサイクルは長いようで短いです。しっかり計画を持って、早め早めにPDU取得、更新手続きをすすめるようにしましょう。
資格更新にかかる費用
資格を更新料は、PMI会員と非会員で異なります。資格更新費用は、以下になります。
・PMI会員60USD
・非会員は150USD
※2020年9月現在
また、PDU獲得のためのセミナー費用や読書の費用などがかかります。例えば、BizLearnが提供する「PMP®更新セット」では、PMP®更新に必要なPDUすべてが取得できます。
・PMI会員60USD
・非会員は150USD
※2020年9月現在
また、PDU獲得のためのセミナー費用や読書の費用などがかかります。例えば、BizLearnが提供する「PMP®更新セット」では、PMP®更新に必要なPDUすべてが取得できます。
PDUの繰り越し
活動が増えてくることで60PDU以上取得することもあるかと思います。その場合に、PDUは繰り越しができます。PDUの繰越条件は3年目に取得したPDUであれば、20PDUまでは次のCCRサイクルに持ち越せます。0.25PDUと最小単位から持ち越せるので、無駄な取得になることもありません。しかし、1、2年めに取得したPDUは持ち越せないため気をつけましょう。
まとめ
PMP®は通常資格と違い、更新が必要であり、更新資格をクリアしないと資格を失効してしまいます。PDUを取得する期間は、3年間と長いですがしっかり計画しないとすぐに時間が経過してしまいます。また、教育分野、ギブバック活動など取得数にもルールがあるため、しっかりPDUの取得の計画立てましょう。BizLearnが提供する「PMP®更新セット」では更新に必要なPDUをすべて取得できます。更新が近い人は是非受講をしてみてください。