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【令和4年最新版】新しい基本情報技術者試験の配点とは。科目A・科目B、勉強法まで徹底解説

基本情報技術者試験 新制度、配点の変更について

BizLearnではeラーニング基本情報技術者試験 合格ナビ付 総合対策コース(新試験対応)を提供しています。
日本の国家資格の一つである情報処理技術者試験。その中でも、IT人材に必要とされる情報処理の基本的な知識・機能・活用能力を試されるのが基本情報技術者試験です。令和4年度春期の試験では受験者数4.5万人を超え、とても人気のある資格試験です。
基本情報技術者試験は2023年(令和5年)4月に大きな変更が行われます。
今回の記事では、これから基本情報技術者試験を受験する方に向け、新制度の概要や配点、勉強方法などについて解説します。

知っていますか?

合格が近づく科目A免除制度

あなたは科目A免除制度について、ご存じでしょうか?
基本情報技術者試験の合格率は基本的に20%~30%の合格率で遷移しています。半分以上が落ちてしまうことから、難易度の高さが伺えるのではないでしょうか。そこで、少しでも合格率を高めるために活用したいのが「科目A免除制度」です。
基本情報技術者試験に合格する為には、知識を問う科目A試験、技能を問う科目B試験の2つの試験に合格する必要があります。科目A免除制度とは、IPAに認定されたeラーニング講座などを事前に受講し、科目A免除修了試験に合格すると、本試験の科目A試験が1年間免除されるという制度です。事前に科目A試験の免除の権利を手に入れておけば、科目B試験に集中することができるので、合格がぐっと近づくこと間違いなしです!

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1.基本情報技術者試験とは

基本情報技術者試験は、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が運営する国家資格のひとつです。
ITエンジニアの登竜門ともいわれる資格で、取得によりITエンジニアとして基本的な知識やスキルにくわえ、論理的思考力やマネジメントの知識を持っていることを証明できます。
また2023年(令和5年)4月からは、各企業におけるDXの推進や日本におけるIT人材が不足している影響から「デジタル人材の登竜門」という位置づけに変わります。
デジタル人材とは、ITエンジニアだけではなくDXを推進する人や携わる人を指し、あらゆる企業でITに関わる人へ向けた資格へと変わっていくと考えられます。
2022年春季における応募者数が4.5万人を超えており、もとより大変人気のある資格ですが、今後ますます需要の高まる資格のひとつといえるでしょう。

1.1.基本情報技術者試験の合格率について

基本情報技術者試験は、IPAが主催する情報処理技術者試験において「基本的知識やスキルを有している」ことを証明できる試験とされています。
基本的知識と聞くと簡単そうに聞こえますが、決して簡単ではありません。
過去の平均合格率は約25%とかなり低い水準でしたが、令和5年の制度改正によって合格率が高くなってきています。
以下の記事でより詳しく解説していますので、ぜひご参照ください。
【最新版】2023年度の基本情報技術者試験の合格率について

2.出題範囲(科目A・B試験)

基本情報技術者試験の出題範囲は次の通りです。
大分類 中分類 小分類
テクノロジ系 基礎理論 基礎理論
アルゴリズムとプログラミング
コンピューターシステム コンピュータ構成要素
システム構成要素
ソフトウェア
ハードウェア
技術要素 ヒューマンインタフェース
マルチメディア
データベース
ネットワーク
セキュリティ
開発技術 システム開発
ソフトウェア開発管理技術
マネジメント系 プロジェクトマネジメント プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント サービスマネジメント
システム監査
ストラテジ系 システム戦略 システム戦略
システム企画
経営戦略 経営戦略マネジメント
技術戦略マネジメント
ビジネスインダストリ
起業と法務 企業活動
法務
科目A試験(旧午前試験)の出題範囲は非常に広く、上記の全範囲から出題がされます。合格するためにはITに関する知識の網羅的な学習が必要です。
科目B試験(旧午後試験)の出題範囲は「アルゴリズムとプログラミング」「情報セキュリティ」の2分野を中心とした構成となっています。出題割合としては「アルゴリズムとプログラミング」が8割「情報セキュリティ」が2割と想定されています。また、個別プログラミング(C・Java・Python・アセンブラ言語・表計算ソフト)による出題はなく、擬似言語による出題がされる点にも注意が必要です。

3.基本情報技術者試験の科目A試験(旧午前試験)について

3.1.配点と出題数

科目A試験(旧午前試験)の配点と出題数は次の通りです。
問題の形式 四肢択一式のマークシート方式
出題数

60問
テクノロジ系:41
マネジメント系:7
ストラテジ系:12

解答数 60問(全問解答必須)
採点方式 IRT方式
科目A試験(旧午前試験)の出題数は60問、採点方式はIRT方式となります。
IRT方式とは、受験者の正答率によって配点が調整される方式です。そのため、問題ごとに明確な配点が決まっているわけではありません。
IRT方式の導入のメリットは「受験した時に難易度が高い問題ばかり出題された」といった運が絡む要素を大きく排除できる点です。結果、受験する時期や出題内容によって左右されることなく、常に自身にとって良いタイミングでの受験が可能になります。

3.2.合格基準

科目A試験(旧午前試験)の合格基準は1000点満点中600点以上の取得となっています。

3.3.試験時間

科目A試験(旧午前試験)の試験時間は90分です。1問あたりに使える時間が約1.5分しかないため、スピーディーに解答する必要があります。

4.基本情報技術者試験の科目B試験(旧午後試験)について

4.1.配点と出題数

科目B試験(旧午後試験)の配点と出題数は次の通りです。
問題の形式 小問
出題数 20問

アルゴリズム・プログラミング:16
セキュリティ:4

解答数 20問
採点方式 IRT方式
科目B試験(旧午後試験)では小問が20問出題されます。採点に関しても科目A試験(旧午前試験)と同様にIRT方式です。
科目B試験(旧午後試験)では1問あたりに5分と科目A試験(旧午前試験)と比較して多くの時間が使えますが、科目A試験(旧午前試験)よりも1問の難易度が高くなっています。そのため、時間を意識せずに進めると後半で時間が足りなくなる危険性がありますので、時間を意識した対策が必要になります

4.2.合格基準

科目B試験(旧午後試験)では1000点満点中600点以上の取得で合格となります。

4.3.試験時間

科目B試験(旧午後試験)の試験時間は100分です。

5.令和5年からは通年受験が可能

2023年から基本情報技術者試験は通年実施となり、自身の好きなタイミングで何度でも受験が可能になりました。
再受験規定(リテイクポリシー)は以下の通りです。

■再申込が可能になる日時
申込済の試験の終了時刻を過ぎたら、再申込が可能

■再受験可能な日
前回の受験日の翌日から起算して 30 日を超えた日以降を、受験日として指定可能

6.効率的な学習方法について

基本情報技術者試験の合格に向けては、過去問題や練習問題へ取り組みながら、問題の傾向を掴むことが重要です。そのため、学習する際はアウトプットに時間を割くことで、効率的に学習できます。大まかなイメージとしてはインプット7割、アウトプット3割です。
問題演習には、科目A試験(旧午前試験)は過去問、科目B試験(旧午後試験)はIPAが公表しているサンプル問題を利用するとよいでしょう。
「より効率的な学習がしたい」という方には、eラーニングやオンライン講座などもおすすめです。
以下の記事で、効率的な学習方法について詳しく解説しておりますので、ぜひご参照ください。
基本情報技術者試験に合格する勉強法を紹介。初心者の独学についても解説

7.過去問題解説

8.科目Bに関するサンプル問題解説

科目試験B(旧午後試験)は、IPAよりサンプル問題が公開されています。基本的な構文の理解が問われる、プログラムを穴埋めして完成させる問題です。
以下、BizLearnのeラーニングから抜粋したサンプル問題とその解説です。

次のプログラム中の     に入れる正しい答えを、解答群の中から選べ。
ある施設の入場料は、0 歳から 3 歳までは 100 円、4 歳から 9 歳までは 300 円、10 歳以上は 500 円である。関数 fee は、年齢を表す 0 以上の整数を引数として受け取り、入場料を返す。
    〔プログラム〕
   ○整数型: fee(整数型: age)
    整数型: ret
    if (age が 3 以下)
     ret ← 100
    elseif (    )
     ret ← 300
    else
     ret ← 500
    endif
    return ret
  
▼解答群 ア (age が 4 以上) and (age が 9 より小さい)
イ (age が 4 と等しい) or (age が 9 と等しい)
ウ (age が 4 より大きい) and (age が 9 以下)
エ age が 4 以上
オ age が 4 より大きい
カ age が 9 以下
キ age が 9 より小さい
正解と解説

Q1. 正解 カ

if 文と else 文による条件判定の問題です。「○整数型: fee(整数型: age)」より、fee は 年齢 age を引数とする関数です。関数内で計算した結果は、「return ret」によって入場料 ret を返しています。 問題文の条件をプログラムに対応させると、変数 ret に100、300、500を代入していることから、プログラムと条件は以下のように対応することがわかります。
解説画像
ここで注意するのは、「から」「まで」「より大きい」「より小さい」という語の解釈です。
数学の不等式では、以下のように表します。等号のつき方に注目してください。

x は4から9まで 4≦ x ≦9
x は4以上 x ≧ 4
x は4より大きい x > 4
x は9以下 x ≦ 9
x は9より小さい x < 9
「4歳から9歳までは 300 円」ですから、空欄には、不等式で表すと「4≦ age ≦9」となる条件が入らなければいけません。ですが、ここに来るのは「elseif」の処理ですから、その前にある「if (age が 3 以下)」が成り立たなかったときだけです。つまり、この処理が実行されるのは「age ≧4」のときだけです。よって、空欄には残りの「age ≦9」となる条件が入ればいいことになります。選択肢の中でこれに該当するのは「カ age が 9 以下」です。「キ age が9 より小さい」は不等式で「age <9」となるので、不適切です。
したがって、正解は「カ」です。

 


このようにBizLearnのeラーニングは丁寧な解説付きで、基本情報技術者試験に向けての勉強をサポートしてくれます。

9.BizLearnで科目A試験(旧午前試験)を免除しよう

基本情報技術者試験には科目A試験免除制度という制度があります。
科目A試験免除制度とは、IPAが認定するeラーニングや講座の修了者が「科目A試験免除に係る修了試験」を受験できるという制度です。
事前に合格しておくことで、以降1年間は科目B試験(旧午後試験)の勉強だけに集中できる環境を整えられます。
当社が運営するeラーニング基本情報技術者試験 合格ナビ付 総合対策コース(新試験対応)は、IPAより認定を受けた講座です。修了によって科目A免除修了試験が受けられることをはじめ「新制度に対応した学習が可能」「受講中は専任チュータに何度でも質問・相談が可能」など内容やサポートも充実しておりますので、ぜひご利用ください。

10.基本情報技術者試験の配点まとめ

2023年からの基本情報技術者試験における採点方法はIRT方式となります。
IRT方式は、受験者の正答率によって配点が調整される採点方法のため、問題ごとに決まった配点はありません。そのため、試験時期によって難易度が変わる出題内容に左右されることなく試験に臨むことが可能となります。反面、分野を絞った対策は取りにくくなるため、必要な知識を網羅的に学習する必要があります。
基本情報技術者試験は、専門的な知識や用語も多く、特に初学者や文系の方にとっては多くの学習が必要となる試験といえるでしょう。
しかし、令和54月の制度改正後、合格率は50%前後と高い水準をキープしています。「科目A試験免除制度」を活用して、基本情報技術者試験に合格しましょう!

BizLearnのeラーニング基本情報技術者試験 合格ナビ付 総合対策コース(新試験対応)は、科目A試験免除制度に対応しているのはもちろんのこと、充実の学習コンテンツと個別指導で受講者の合格をサポートします。eラーニング内では、テキストや過去問題集を分かりやすくまとめて、勉強時間を抑える効率的な学習内容になっています。また、蓄積されていく個人ごとの練習問題の正誤結果により、間違いの多い分野の分析が容易になるため、自身の弱点に特化した対策も行えます。チュータ担任制度では、チュータが質問に回答することで、難しい問題でつまってしまってもスムーズに解決できる個別指導を実現しています。合格ナビゲーション付きのコースでは、どのようなペースで勉強していけばよいのか、モデルケースを示し、継続的なスケジュールに沿った勉強のサポートもしてくれます。
また、「オンラインライブ講義×eラーニング×徹底サポート」により最短4ヵ月で合格を目指せる「基本情報技術者試験対策オンラインスクール」も用意しています。カウンセリングなどのサポートを通じて、スタッフと一緒に合格を目指しましょう。

知っていますか?

合格が近づく科目A免除制度

あなたは科目A免除制度について、ご存じでしょうか?
基本情報技術者試験の合格率は基本的に20%~30%の合格率で遷移しています。半分以上が落ちてしまうことから、難易度の高さが伺えるのではないでしょうか。そこで、少しでも合格率を高めるために活用したいのが「科目A免除制度」です。
基本情報技術者試験に合格する為には、知識を問う科目A試験、技能を問う科目B試験の2つの試験に合格する必要があります。科目A免除制度とは、IPAに認定されたeラーニング講座などを事前に受講し、科目A免除修了試験に合格すると、本試験の科目A試験が1年間免除されるという制度です。事前に科目A試験の免除の権利を手に入れておけば、科目B試験に集中することができるので、合格がぐっと近づくこと間違いなしです!

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