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例題と解説あり|基本情報技術者試験のサービスマネジメント分野の対策とは

例題と解説あり|基本情報技術者試験のサービスマネジメント分野の対策とは

BizLearnではeラーニング2024年版 基本情報技術者試験 合格ナビ付 総合対策コース(新試験対応)を提供しています。
日本の国家資格の一つである情報処理技術者試験。その中でも、IT人材に必要とされる情報処理の基本的な知識・機能・活用能力を試されるのが基本情報技術者試験です。令和4年度春期の試験では受験者数5万人を超え、とても人気のある資格試験です。
基本情報技術者試験はA試験(旧午前試験)とB試験(旧午後試験)の試験に分かれており、両方を合格しないと試験の合格とはなりません。そのA試験(旧午前試験)に出題されるのがサービスマネジメントに関する分野です。サービスマネジメントに関する分野では、サービスマネジメントの技法やその利用方法、可用性を算出する問題などが出題されます。
今回の記事では基本情報技術者試験のサービスマネジメントの分野について解説します。

1.基本情報技術者試験の一分野、サービスマネジメントとは

基本情報技術者試験はIPA(独立行政法人情報処理推進機構)によって運営されています。IPAのサイトのシラバスより、基本情報技術者試験の問題のサービスマネジメント分野について記載を見てみると、下記が該当する範囲となります。
大分類 6:サービスマネジメント 中分類 15:サービスマネジメント
1.サービスマネジメント
(1)サービスマネジメントの目的と考え方
(2)サービスマネジメントシステムの確立,実施,維持及び継続的改善
(3)ITIL
(4)SLA
2. サービスマネジメントシステムの計画及び運用
(1)サービスマネジメントシステムの計画と支援
(2)サービスの計画
(3)サービスカタログ管理
(4)資産管理
(5)構成管理
(6)事業関係管理
(7)サービスレベル管理
(8)供給者管理
(9)サービスの予算業務及び会計業務
(10)需要管理
(11)容量・能力管理
(12)変更管理
(13)サービスの設計及び移行
(14)リリース及び展開管理
(15)インシデント管理
(16)サービス要求管理
(17)問題管理
(18)サービス可用性管理
(19)サービス継続管理
(20)情報セキュリティ管理
3.パフォーマンス評価及び改善
(1)パフォーマンス評価
(2)改善
4.サービスの運用
(1)システム運用管理
(2)運用オペレーション
(3)サービスデスク
5.ファシリティマネジメント
(1)ファシリティマネジメント
大分類 6:サービスマネジメント 中分類 16:システム監査
1.システム監査
(1)監査業務
(2)システム監査の目的と手順
(3)システム監査の対象業務
(4)システム監査計画の策定
(5)システム監査の実施(予備調査,本調査,評価,結論)
(6)システム監査の報告とフォローアップ
(7)システム監査の体制整備
(8)その他のシステム関連の監査
(9)システム監査基準・システム管理基準
2.内部統制
(1)内部統制
(2)IT ガバナンス
参考:IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
https://www.jitec.ipa.go.jp/
サービスマネジメントを行うためには、サービス運営プロセスの理解と、システム監査についての知識が必要となります。普段サービス運営などの業務についていない人にとっては、必然的に学習範囲は広くなります。

2.サービスマネジメント分野の対策とは

基本情報技術者試験におけるサービスマネジメント分野の幅広い範囲について記載しました。一つの分野だけでも、その幅広い出題範囲に合格できるのか不安を抱く人もいるかもしれません。しかし、初心者や文系の人でも効率的に学んで基本情報技術者試験に向けた対策ができる方法があります。eラーニングを利用することで、効率的に基本情報技術者試験の対策をしましょう。

2.1.eラーニングを利用した学習方法

基本情報技術者試験のA試験(旧午前試験)の問題は、過去に出題された問題と似た傾向の問題が繰り返し出題されています。つまり過去問を繰り返し解いて、過去問に対する解答ができるような力をつけていくことで、基本情報技術者試験の対策ができるということです。サービスマネジメント分野も同様で、まずは過去問を利用した勉強が有効です。
※ただし、情報処理技術は現在も発展し続けており、新たな分野から出題が行われることもあります。
eラーニングには過去問題とその解説があるため、繰り返し学ぶことでA試験(旧午前試験)の対策をすることが可能です。
サービスマネジメントは、実務経験があると理解しやすいですが、特に実務で学ぶ機会がないのであれば、強くeラーニングでの学習をおすすめします。

2.2.BizLearnのeラーニングから例題と解説

BizLearnのeラーニングからサービスマネジメント分野の問題を見てみましょう。

A試験(旧午前試験)の問題 平成30年度秋期試験より
問題:
次の条件で IT サービスを提供している。SLA を満たすことができる、1か月のサービス時間帯中の停止時間は最大何時間か。ここで、1か月の営業日数は 30 日とし、サービス時間帯中は、保守などのサービス計画停止は行わないものとする。

〔SLA の条件〕
・サービス時間帯は、営業日の午前8時から午後 10 時までとする。
・可用性を 99.5 %以上とする。

選択肢:
A. 0.3
B. 2.1
C. 3.0
D. 3.6
正解と解説

Q1. 正解 B

サービス時間帯は、営業日の午前8時から午後 10 時までなので、1日のサービス時間は 14 時間です。1か月の営業日数は 30 日なので、1か月のサービス時間は 14 時間 × 30 日 = 420 時間です。
可用性が 99.5 %ということは、420 時間 × 0.995 = 417.9 時間以上の稼働が必要になります。したがって、最大停止可能時間は、420 - 417.9 = 2.1 時間となり、B が正解です。ここで、最初から最大停止可能時間を、420 時間 × (1 - 0.995) = 420 時間 × 0.005 = 2.1 時間として計算することもできます。


このようにBizLearnのeラーニングは丁寧な解説付きで、基本情報技術者試験に向けての勉強をサポートしてくれます。

2.3.科目A試験免除制度の適用について

eラーニングを利用することには、もう一つ大きなメリットがあります。eラーニングの中には、科目A試験免除制度を利用することができる場合があります。これはIPAに認定された講座を修了することにより、試験当日より事前に科目A試験免除修了試験が受けられる制度です。事前にA試験(旧午前試験)を合格しておくことにより、難易度の高いB試験(旧午後試験)の対策に集中することができます。免除期間の1年間は、何度でもA試験(旧午前試験)なしでB試験(旧午後試験)のみを受験できるようになるため、非常に有利です。
BizLearnのeラーニングでは科目A試験免除修了試験に対応しているため、初心者や文系の受験者にもおすすめです。

3.まとめ

基本情報技術者試験のサービスマネジメント分野の対策には、eラーニングによる学習がオススメです。広い範囲を効率的に学習することができ、学習結果の分析により集中的に弱点を埋めることのできる学習方法であるeラーニングで有効な対策ができます。
基本情報技術者試験の科目A試験免除制度を利用する場合は、制度に対応しているeラーニングを受講し、修了することが必須条件となります。また当然ながら、A試験(旧午前試験)、B試験(旧午後試験)の問題の勉強方法としても、eラーニングの利用がお勧めです。効率的な学習が可能であること、場所と時間を選ばずに勉強できること、自身の弱点分野を把握して対策がうてること等、他の学習方法と比べても大きなメリットがあります。
当社のeラーニング2024年版 基本情報技術者試験 合格ナビ付 総合対策コース(新試験対応)は、効率的な学習で受講者の合格をサポートします。蓄積されていく個人ごとの練習問題の正誤結果により、間違いの多い分野の分析が容易になるため、自身の弱点に特化して対策を行えます。また、チュータ担任制度もあり、チュータが質問に回答してくれる仕組みとなっているため、難しい問題でつまってしまっても質問することでスムーズに解決をすることができます。また合格ナビゲーション付きのコースでは、どのようなペースで勉強していけばよいのか、モデルケースを示し、継続的なスケジュールに沿った勉強のサポートもしてくれます。もちろん、科目A試験免除制度にも対応しています。
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