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2020.06.15
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プロジェクトマネジメントの知識がまとめられたPMBOK®(ピンボック)とは?

プロジェクトマネジメントの知識がまとめられたPMBOK®(ピンボック)とは?
BizLearnでは、eラーニング「PMBOK®ガイド第6版 要説」を提供しています。PMP®資格取得を目指されたり、調べられたりしている方も一度はPMBOK®(ピンボック)という名称を聞いたことがあるかと思います。しかし、ピンボックとは何なのか具体的にわからない方も多いのではないでしょうか?本稿では、PMBOK®(ピンボック)とは何かについての概要をご紹介します。
目次

PMBOK®(ピンボック)とは

PMBOK®とは、Project Management Body of Knowledgeの略で、アメリカのPMIが発行したプロジェクトマネジメントに関しての手法、ナレッジ、事例がまとめたものです。PMBOK®をまとめたものが、PMBOK®ガイドであり、最初に1987年に発行された。それ以来、4年毎に改訂されており、2020年現在最新は第6版です。発行以来プロジェクトマネジメントのスタンダードとして、国際的に広まり、国際基準として着目されています。
PMP®資格は、PMBOK®(ピンボック)に基づいてプロジェクトマネジメントの知識、経験などをはかるため、PMP®資格勉強には欠かせないものです。PMI日本支部より日本語版の発行もされています。

PMBOK®の目的

従来のプロジェクトマネジメントは、Quality(品質)、Cost(原価)、Delivery(納期)という3つの要素を組み合わせたQCDをゴールとすることを目的としていました。しかし、PMBOKでは、ゴールを目指すだけでは目標が達成できないということからプロセスをどのような視点で管理するかに着目し、体系立てています。そのため、従来のプロジェクトマネジメントとは区別し、モダンプロジェクトマネジメントとも呼ばれています。

PMBOK®の知識体系とプロセス

上述のようにPMBOK®(ピンボック)では、プロセスに着目したプロジェクトマネジメントノウハウを体系化しています。プロジェクトのプロセスを5つ、そのプロセスを管理する指標として10の知識体系を規定しています。

5つのプロセス

PMBOK®(ピンボック)はプロジェクトのプロセスを大きく5つに分けています。
1.立ち上げ
プロジェクトのスタート段階です。目的、予算、ステークホルダーなどの特定、設定を行うフェーズです。
2.計画
スコープの洗い出しやタスク、必要なメンバーの洗い出しなどをし、プロジェクトの具体的な計画を建てるフェーズです。
3.実行
立案した計画に基づいて実際にプロジェクトを実行するフェーズです。
4.監視・コントロール
実行内容が計画と際がないかの確認ともし必要であれば修正作業を行うフェーズです。
5.終結
成果物を納品し、プロジェクトを終了させるフェーズです。
プロジェクトを進める上でのプロセスを分けたものであり、各プロセスは以下のパートに分かれていると規定されています。 ―入力
―ツールと技法
―出力
各プロセスで、何を基準に、どのようなツールや技法を用いて、何を成果物とするのかということまで管理します。各プロセス、さらにどのような視点をもてばいいのかを知識体系としてまとめています。

10の知識体系

PMBOKでまとめられている知識体系は以下になります。
・プロジェクト統合マネジメント
プロジェクトをどのように始動し、どのように終結させるか含めて他の知識を統合させる、プロジェクト全体のマネジメントを行うための知識。例えば、立ち上げプロセス時のプロジェクトの要件定義や目的を設定する憲章の作成や、計画段階の計画書の作成などが含まれます。
・スコープ・マネジメント
プロジェクトの成果物や作業内容の範囲を定義し、プロジェクト計画通りに進めるための知識。例えば、計画段階の前提条件や制約条件を洗い出して、プロジェクトスコープを規定することや必要な作業を洗い出しWBSを作成することなどです。
・タイム・マネジメント
プロジェクトをスケジュール通りに進行させるための方法。発生するトラブルや納品物のクオリティーを下げずに、納期通りにプロジェクトが完了するようにコントロールします。作業をアクティビティーとして分解し、ガントチャートなどでスケジュールを作成し、管理する方法などが含まれます。
・コスト・マネジメント
原価や予算などをコントロールし、予算内でプロジェクトを終わらせるための方法。制限がある予算の中で、必要なコストを見積もり、プロジェクトの進捗をチェックしながら管理するための手法です。例えば、コストコントロールのためのEVM(Earned Value Management)などの手法が含まれます。
・品質マネジメント
成果物が顧客の仕様や要件を満たせるものになっているのかの品質をコントロールするためのナレッジ。品質の管理対象、品質の基準などを定める品質計画や、計画通りに成果物の品質が確保できているのかなどをチェックする品質管理が含まれます。
・人的資源マネジメント
適材適所に人材を配置やチームメンバーのモチベーション管理などチームメンバーをマネジメントする知識。例えば、どのようなスキルの人材が必要なのかという人材資源計画やチームメンバーのパフォーマンスやモチベーションを管理し、対処することなどが含まれます。
・コミュニケーション・マネジメント
チームメンバーやクライアントなどプロジェクトとの関係者とのコミュニケーションを円滑に進めるための方法です。例えば、会議をどのような形式でどのような頻度で実施するのかなどのコミュニケーション計画などが含まれます。
・リスク・マネジメント
プロジェクトで起きうる不確実なでき事の影響を最小限にし、プロジェクトが円滑に進むようにコントロールする方法です。例えば、専門家への質問や類似プロジェクトからの情報収集などによりリスクの洗い出しやリ新たなリスクが発生していないのかなどのリスクの監視コントロールなどが含まれます。
・調達マネジメント
仕入先や委託先などの外部からの調達に関する遅延を防ぐための方法です。どのような外部サービスを調達するのかの計画から、契約形態、RFIやRFPの作成などが含まれます。
・ステークホルダー・マネジメント
クライアントやステークホルダーにどのように情報を提供するのか、情報を共有するのなどの方法です。どのようにステークホルダーの期待をコントロールするのかなどが含まれます。
このように知識体系は大きく10系統に分かれており、それぞれプロセスにあわせて何を行うべきなのかが体系立っています。このようにPMBOK®(ピンボック)ではプロセスに合わせて、どのような管理を行うべきなのかが体系だっています。

まとめ

PMBOK®(ピンボック)は、現代のプロセスを中心に管理するというプロジェクトマネジメント手法を体系だった参考書であり、PMP®資格を勉強するためには欠かせません。しかし、PMP®資格のためでだけでなく、世界中の事例も掲載されているため、実務でも役に立つ可能性があります。
BizLearnのeラーニング「PMBOK®ガイド第6版 要説」では、PMBOKの概要をわかりやすく、継続して学べるように講座が設計されています。是非一度受講を検討してみてください。

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