文章検2級対応・日本漢字能力検定協会提供『全社員に必要な論理的文章力』 開発者インタビュー
文章検2級対応・日本漢字能力検定協会提供
「全社員に必要な論理的文章力」のコース開発にかけたこだわりとは。
開発担当の合川さんに、このコース(教材)の企画趣旨や特徴、工夫した点などについて聞いてみました。
論理的文章の作成力に自信がありますか?
どんな文章が「論理的」といえますか?
報告書、企画書、提案書など、ビジネスで必要なドキュメントの作成には論理的な文章の読解力・作成力が必須です。 文章作成は、「テーマ理解」「情報収集・整理」など、多くの思考プロセスを経て行われる作業です。
このeラーニング講座は、このプロセスの中で必要な要素を順次学習していくように設計されています。
文章の要約を通じた読解力の強化、目的に合わせて情報を整理する構成力の強化、
不特定多数の読み手を納得させる論理展開力の強化というように、順を追って方法を解説し、
学習をサポートしていきます。
- 栗原
- 『全社員に必要な論理的文章力』コースの制作を終えて、今のお気持ちは?
- 合川
- 日本漢字能力検定協会様の論理的文章力向上のためのノウハウを、eラーニングコースとして実現できて、とても嬉しく思っています。
コース制作担当者としても、クオリティの高い学習コンテンツを制作することができ、非常に満足しています。
- 栗原
- 論理的文章力とは具体的に何でしょうか。
- 合川
- 他人の文章を正確に読み取り、自分の考えや意見を的確に文章で表現する能力のことです。文章能力を分析すると、語彙などの基礎的な知識と、読解力、作成力に分けられます。これらは意思疎通における基本的な能力で、コミュニケーション能力の基礎とも言えます。
- 栗原
- 文章を書く時の思考プロセスを理解するとどんなことに役立ちますか。
- 合川
- 簡潔で正確な報告・連絡・相談ができるようになり、論理的で説得力を持った文章が書けるようになります。 これは、コミュニケーション能力の向上に役立ちます。
会話やプレゼンテーションの中では、話す内容について、じっくりと考え、構成を練り直すことはできませんが、文章であればそれができます。
論理的な文章を書く練習を、ノウハウに基づいて効果的に行うことで、文章だけでなくコミュニケーションの訓練にもなります。
- 栗原
- なるほど。多数の人を納得させる文章って難しいですよね。このコースではどんな演習でそれを身につけていきますか。
- 合川
- 相手を納得させるためには、根拠となる事実が必要となります。その事実をどのように見つけるのか、そして、見つけた事実を、どのようにして理由として書くのかを演習します。事実を見つけるために、「ブレーンストーミング」も行いますので、楽しんで取り組んでいただけると思います。
- 栗原
- 特にこだわっている箇所を教えてください。
- 合川
- 文章検には、文章能力を向上させるための具体的な手法があります。
その手法を自然に身に着けられるように、学習の流れにこだわりました。
まずは、「読解力を高める学習」、次に、「与えられた条件に従って文章を書く学習」、最後に、「相手を説得する文章を書く学習」と、順番にスキルが身につく構成となっています。
また、文章の構成を視覚的に理解できるような学習の映像を作成しました。
教科書などで学習するときは、文章を理解するために別の文章を読むこととなり、理解し辛い人がいるかもしれません。本コースでは、日本漢字能力検定協会の講師が、文章の構成や、文章作成の手順を分かりやすく説明するとともに、理解を促す説明の図を表示します。
- 栗原
- 文章検2級対応とありますが、「文章読解・作成能力検定」とはなんですか。
- 合川
- 日本漢字能力検定協会が実施している、日本語の文章能力を測る、そして、育てるための検定です。詳しくはこちらをご覧ください。(日本漢字能力検定協会のサイトに移動します。)
- 栗原
- 制作中思い出深かったことはありますか。
- 合川
- 制作当初から感動的だったのは、日本漢字能力検定協会 制作チームの皆様の、日本語能力や文章能力向上にかける想いの強さと、幅広く実践的なノウハウです。eラーニングと組み合わせることで、社会人の論理的文章力を向上するための今までにない学習方法が実現すると考えました。
開講前の体験モニター受講では高評価を得られ、制作したコースが受講者の皆様にとって役に立つ手ごたえを感じました。
- 栗原
- すばらしいですね。受講を考えている方へひとことお願いします。
- 合川
- 本コースは日本漢字能力検定協会様が文章検を通じて培われてきた、論理的文章力をのばすための実践的手法をeラーニング化した、他に類を見ない学習コンテンツです。文章能力、そしてコミュニケーション能力の向上に役立つよう設計されていますので、是非とも受講してみてください。
- 栗原
- ありがとうございました!
合川 晃史
大学在学中から教育に関する様々なプロジェクトに取り組む。
より社会に対して実践的な学習コンテンツを作りたいと感じ、ネットラーニング入社。カスタムサービス事業部コース開発担当。
主として、企業のオリジナル研修教材の開発に従事。