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基本情報技術者試験受験者の気になる平均年齢とは?

基本情報技術者試験受験者の気になる平均年齢とは?
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日本の国家資格の一つである情報処理技術者試験。その中でも、IT人材に必要とされる情報処理の基本的な知識・機能・活用能力を試されるのが基本情報技術者試験です。令和元年度秋期の試験では受験者数6万人を超える人気のある資格試験です。
さてそんな人気のある基本情報技術者試験ですが、その受験者の平均年齢や年齢の分布はどうなっているのでしょうか?本記事では受験者の年齢について注目していきます。

1.基本情報技術者試験受験者の平均年齢は?

基本情報技術者試験はIPA(独立行政法人情報処理推進機構)により運営されており、統計情報として受験者の傾向をまとめたデータが公開されています。勤務先別や経験年数、在学中の学校などが集計の軸となっており、平均年齢もその一つとして公開されています。
参考:IPA(独立行政法人商法処理推進機構)
https://www.jitec.ipa.go.jp/

基本情報技術者試験の受験者の平均年齢は約25歳です。平成二十一年~三十一年の合格者の平均年齢情報が公開されているため、かなりはっきりとその傾向が見て取れます。
この25歳という平均年齢には理由があります。情報技術系の会社に入社した社会人が、会社から基本情報技術者試験の取得を求められることがその理由です。令和元年度の統計情報によると、年齢別の合格者数で1万人を超えているのは、19、20歳と22~25歳でした。この年齢は高卒、大卒、大学院卒の年齢と大体一致しています。また社会人だけではなく、その予備軍として専門学校生や大学生なども多く受験しています。
これは基本情報技術者試験が情報技術系の技術者の入門に位置づけられていることの裏返しとも言えます。特に情報技術系の職業に就くことを目指している場合は、時間に余裕のとりやすい学生時代に受験しておくとよいでしょう。入社後に業務をこなしながら勉強して合格している人も多数いますが、入社後は業務でも覚えないといけないことが多いため、そちらに集中できる状況を作っておくことをお勧めします。

2.実際の試験にはどんな年齢層の受験者がいるの?

さて、基本情報技術者試験の受験資格には年齢に関する制限はありません。平成31年の試験では、受験者の最年少の年齢は10歳以下、最高齢の年齢は75歳以上の年齢層に所属していました。20歳前後から30歳ぐらいまでが一番のボリュームゾーンであるのは間違いないのですが、20歳以下や30代、40代、50代、そして企業人としては現役を離れることの多い60代、70代でも受験している人もおり、合格者も出ています。学習は人間を成長させるもので、生涯を通して続けていく取り組みとして向かい合っているのでしょう。

3.基本情報技術者試験合格者の活躍の仕方

さて幅広い受験者、合格者のいる基本情報技術者試験ですが、実際に合格者はどのように活躍し、そのスキルを活かしているのでしょうか。年代別に説明していきます。

3.1.10代

最年少の10歳以下の受験者を含め、10代で受験して合格する人も多々います。特別合格率が高いわけではないのですが、若い年齢で合格できる人は将来優秀な情報技術者になれる素質があると考えられます。基本情報技術者試験の合格後は、さらなる高難易度の資格試験もあります。基本情報技術者試験の上位試験にあたる応用情報技術者試験、そして各種の情報処理スペシャリストの試験です。ITストラテジスト試験、システムアーキテクト試験、プロジェクトマネージャ試験、ネットワークスペシャリスト試験、データベーススペシャリスト試験、エンベデッドシステムスペシャリスト試験、ITサービスマネージャ試験、システム監査技術者試験などの上位の試験に挑んでいくのもいいでしょう。
また高校や高専、専門学校を卒業後に就職が控えている場合には、基本情報技術者試験を合格していることにより、情報技術者としての基本スキルを示し、企業へのアピールにも利用できます。情報技術系の就職先を探しているならば、大きなアピールポイントになります。若いうちに基本情報技術者試験を合格していることは、就職活動上でも有利に働きます。

3.2.20代

20代前半での基本情報技術者試験の合格は、新卒での就職活動時に立派なアピールポイントとして利用できます。情報技術系の企業に向けては、情報処理の基礎について学んだことがあることを確実にアピールできます。また就職後の配属においても、即戦力としてやりがいのある職場へ進むことができるでしょう。
就職後の基本情報技術者試験の受験には、会社から受験および合格を求められる場合があります。情報技術系の会社では主任レベルへの昇級の際の条件として、基本情報技術者試験の合格が取り入れられていることもあります。技術者として一人前になるための登竜門とも言えます。

3.3.30代~50代

企業での中心を担う30~50代の基本情報技術者試験の受験理由は様々です。 情報技術系の企業においては、業務が忙しく試験を受ける暇もないことがあります。しかしながら、変動の激しいIT業界での立ち回りを考えると、転職も必ず視野に入ってきます。そうしたときに転職の活動において、一定の能力を有することを客観的に証明でき資格を持っていることは非常に大事です。同一業界内での転職も多いため、備えとして受験しておき、新たな職場でそのスキルを発揮することも考えられます。
また、情報技術系でない企業では情報システムを企業に導入する側の立場の場合もあります。情報システムの導入においては、クライアント側はしっかりと情報システムの基本を理解し、共通の認識をもったうえで、ベンダーに任せきりにせずにやりとりすることが重要です。情報システムの構築において、システムベンダーを上手に動かし、クライアント側の役割をきちんと果たすスキルも基本情報技術者試験に合格することで学べるでしょう。

3.4.60代~

会社員としての現役を終え、その後の生涯の過ごし方を考える世代にとって、情報処理技術者試験を受験することは面白い取り組みなのかもしれません。世代的に情報技術系の学問、技術、スキルを学ぶ機会が少なかったと思われますが、新しい知識はいくつになっても生活を豊かにしてくれます。生涯をかけて学習し続ける学問として、情報処理の分野を選ぶのもよいでしょう。

4.まとめ

基本情報技術者試験の合格者の平均年齢は約25歳です。情報技術系の企業の新入社員に求められるスキルと合致していることが大きな要因です。しかし、受験には年齢の制限はありません。また企業での活動だけが目的ではなく、情報分野の知識を身に着けていくための第一歩でもあります。長い生涯の友として、情報分野のスキルを身に着け、利用しようと考えているのならば、受験する年齢にかかわらず遅すぎるということはありません。自分の情報処理における基本能力を示せる資格として、受験に取り組んでみてください。
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