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2018.12.05
おしらせ

【12月10日(月)公開】
午前免除修了試験 ピックアップ解説 Vol.1

【12月10日(月)公開】<br>午前免除修了試験 ピックアップ解説 Vol.1

2018年12月9日(日)開催の基本情報技術者試験 午前免除修了試験 の中から

頻出問題や特徴のある問題などを厳選し、詳しい解答と解説を公開いたします。

ぜひ、復習にお役立てください。 ※Vol.2は12月11日(火)18時以降にこちらより公開いたします!

午前免除修了試験全問解答はこちら

 


 

No. 110 進数の分数 1/32 を 16 進数の小数で表したものはどれか。(出題元:問1 分類:基礎理論)

 

正解 : エ 

 

ア 0.01
イ 0.02
ウ 0.05
 0.08

 

 

10 進数を 16 進数で表すとき、整数の場合は 16nがいくつ入っているか、小数場合は (1/16)n がいくつ入っているかで計算します。その際、160 = 1 と計算します。
例1:10 進数の 50 = 3×161 + 2×160 = 16 進数の 32
例2:10 進数の 1/16 = 0×160 + 1×(1/16)1= 16 進数の 0.1
例3:10 進数の 1/256 = 0×160+ 0×(1/16)1 + 1×(1/16)2 = 16 進数の0.01

1/32 = 8/256 ですから、以下のようになります。
10 進数の 1/32 = 0×162 + 0×(1/16)1 + 8×(1/16)2 = 16 進数の 0.08

逆に 16 進数の小数を 10 進数で表すには、(1/16)n を左から順に掛け算していきます。
ア:16 進数の0.01 = 0×160 + 0×(1/16)1+ 1×(1/16)2 = 10 進数の 1/256
イ:16 進数の0.02 = 0×160 + 0×(1/16)1 + 2×(1/16)2 = 10 進数の 2/256 = 10 進数の 1/128
ウ:16 進数の0.05 = 0×160 + 0×(1/16)1 + 5×(1/16)2 = 10 進数の 5/256

よって、正解は エ です。

 


 

No. 2整数X, y (X > y≧0) に対して、 次のように定義された関数F(x,y)がある。 F(231, 15) の値は幾らか。 ここで、 x mod yはxをyで割った余りである。 
(出題元:問5 分類:基礎理論)

 

正解 : イ 

 

ア 2
 3
ウ 5
エ 7

 

 


本問の F(x,y) のように、関数の定義の中で再度自分自身を呼び出す関数のことを「再帰関数」と呼びます。
再帰関数は、自分自身を呼び出さなくなるまで順番に計算を繰り返していきます。

また、mod は割り算で割った余りを表します。
たとえば、231 mod 15 は 231 ÷ 15 = 15 余り 6 より、231 mod 15 = 6 となります。

これらを使って、定義に沿って(1)から順番に計算します。

(1)F(231,15) は、x = 231、y = 15 より y = 0 ではないので、 F(231,15) = F(15,231 mod 15) = F(15,6)
(2)F(15,6) は、x=15、y=6 より y=0 ではないので、F(15,6) = F(6,15 mod 6) = F(6,3)
(3)F(6,3) は、x=6、y=3 より y=0 ではないので、F(6,3) = F(3,6 mod 3) = F(3,0)
(4)F(3,0) は、x=6、y=0 より y=0 なので、F(3,0) = 3
以上より、F(231,15) = 3となります。

したがって、正解は イ です。

 


No. 3組込みシステムのプログラムを格納するメモリとして、 マスクROMを使用するメリットはどれか。(出題元:問10 分類:コンピュータシステム)

 

正解 : イ 

 

ア 紫外線照射で内容を消去することによって, メモリ部品を再利用することができる。

イ 出荷後のプログラムの不正な書換えを防ぐことができる。

ウ 製品の量産後にシリアル番号などの個体識別データを書き込むことができる。

エ 動作中に主記憶が不足した場合, 補助記憶として使用することができる。

 


記憶装置の中で ROM(Read Only Memory) とは、読み出し専用で書き込みができないメモリのことです。
その中でマスク ROM とは、工場で製造するときにメモリの内容を固定したものをさします。
したがって、マスク ROM は書き換えができないというデメリットがある一方で、工場から出荷したあとで不正な書き換えをされることがない、というメリットがあります。

ア は、EPROM(Erasable PROM) または UV-EPROM のことです。
ウ は、EEPROM(Electrically Erasable PROM) またはフラッシュメモリのことです。
エ は、ハードディスクやフラッシュメモリなど、書き込み可能な多くの記憶装置に当てはまります。

したがって、正解は イ です。

 


 

No. 4稼働率が最も高いシステム構成はどれか。 ここで、並列に接続したシステムは、少なくともそのうちのどれか一つが稼働していればよいものとする。(出題元:問題15 分類:コンピュータシステム)

 

正解 : イ 

 

ア 稼働率70%の同ーシステムを四つ並列に接続 

イ 稼働率80%の同一システムを三つ並列に接続

ウ 稼働率90%の同ーシステムを二つ並列に接続 

エ 稼働率99%の単ーシステム

 

 


2つのシステムの接続方法には、図のように直列と並列があります。



それぞれの稼働率を R とした場合、システム全体の稼働率は以下のようになります。

・直列のときは、2つともダウンせずに稼働していないと、システム全体として稼働することができません。
よって、システム全体の稼働率 = R × R =R2 となります。

・並列のときは、1つがダウンしても、もう片方が稼働していれば、システム全体としては稼働できます。
1つがダウンする確率は (1-R) ですから、両方ともダウンする確率は (1-R)×(1-R) = (1-R)2 です。
両方ともダウンしないときにシステム全体として稼働することができます。
よってシステム全体の稼働率 = 1-(1-R)2

並列するシステムの数が増えても同じように考えられますから、
n 個の並列システムの稼働率は、以下の式で表すことができます。
システム全体の稼働率 = 1-(1-R)n …… (1)

(1)式をもとにそれぞれの選択肢を計算します。
ア: 稼働率 = 1-(1-0.7)4 =1-0.34 = 1-0.0081 = 0.9919
イ: 稼働率 = 1-(1-0.8)3 =1-0.23 = 1-0.008 = 0.992
ウ: 稼働率 = 1-(1-0.9)2 =1-0.12 = 1-0.01 = 0.99
エ: 稼働率 = 0.99



したがって、B の稼働率が一番大きいので、正解は B です。

 


No. 5 GPLの下で公開されたOSSを使い、ソースコ ードを公開しなかった場合にライセンス違反となるものはどれか。(出題元:問題20 分類:コンピュータシステム)

 

正解 : ウ 

 

ア OSSとアプリケーションソフトウェアとのインタフェースを開発し、 販売している。

 OSSの改変を他社に委託し、自社内で使用している。

 OSSの入手、改変、販売を全て自社で行っている。

エ OSSを利用して性能テストを行った自社開発ソフトウェア を販売している。

 


OSS(Open Source Software:オープンソースソフトウェア)とは、ソースコードが無償で公開され、改変や再配布が許可されているソフトウェアのことです。代表的な OSS には、Linux、Apache、MySQL、Pythonなどがあります。

また、GPL(GNU General Public License)とはソフトウェアのライセンス形態の一種で、ソフトウェアを自由に複製、改変および再配布できるライセンスです。ただし、改変を行った OSS を販売または公開する場合は、改変後のソースコードも公開しなくてはならないとされています。

ア: もとの OSS 自体は改変していないので、違反ではありません。
イ: 改変したのは他社ですから、その他社が公開しなければなりません。自社で使っても違反にはなりません。
ウ:自社で改変した場合は、公開しないと違反になります。
エ:OSS を改変していないので、違反ではありません。


したがって、正解は C です。

 


 

No. 6ヒューマンインタフェ ースの機能のうち、定型的な作業を頻繁に行う利用者の操作数を少なくする目的で用いるものはどれか。(出題元:問題24 分類:技術要素)

 

正解 : ア 

 

 ー連のコマンドをひとまとめにしたマクロ機能

 最後の画面でまとめて入カエラ ーを表示する機能 

ウ 全工程のうち, 現在どこまで進んでいるかを表示する機能 

エ  操作を誤ったときに前の状態に戻すことができる機能

 


ヒューマンインターフェース機能とは、利用者である人間とコンピュータとのインターフェースに関わる機能であり、利用者がコンピュータを安全に使いやすくするための機能です。人間の認知や行動パターンを理解したうえで、この機能を高める研究が進められています。
この問題では「定型的な作業を頻繁に行う利用者」の操作について聞いています。定型的な作業を頻繁に行うのであれば、作業に慣れて誤りも少なくなってきますので、その作業の途中で誤りが発生した場合の処理よりも、正常に行う処理の時間を短くする方を優先すると考えます。

ア:マクロとは、コンピュータに対する操作をひとまとめにして登録しておく機能です。よく一緒に使用するコマンドをまとめてマクロとして登録しておけば、一連のコマンドを数個入力するところを、マクロ1個の入力で済みますので、操作数を少なくすることができます。正解です。
イ:最後にまとめてエラーが出力されれば、まとめて修正することができますので、エラー修正時間の短縮になります。しかし問題では「定型的な作業を頻繁に行う利用者の操作数を少なくする」ことを目的としています。エラーの修正は「定型的な作業」とは言えません。
ウ:現在どこまで進んでいるかがわかれば、途中で断念したり、迷子になったりすることが少なくなります。しかし「定型的な作業」であれば、利用者が作業のプロセスを理解しているはずですので、操作数の減少にはあまり役立たないでしょう。
エ:操作を誤ったときに前の状態に戻すことができれば、誤り発生時の操作数を少なくすることができます。しかしこれも「定型的な作業」とは言えません。

よって、正解は ア です。

 


No. 7800×600ピクセル、 24ビットフルカラ ーで30フレーム/秒の動画像の配信に最小限必要な帯域幅はおよそ幾らか。ここで、通信時にデー タ圧縮は行わないものとする。(出題元:問題25 分類:技術要素)

 

正解 : エ 

 

ア  350k ビット/秒 
イ 3.5M ビット/秒 
ウ 35M ビット/秒
 350M ビット/秒

 


1画像データ(1フレーム)は、問題文から 800 × 600 = 480,000 ピクセルです。
24 ビットフルカラーなので、1ピクセル当たり RGB 各色8ビットの情報(24 ビット)をもちます。したがって、1フレームは 480,000 × 24 =11,520,000 ビット(11.52 Mビット)の大きさになります。
1秒間に 30 フレームの動画像を配信するので、11.52 × 30 = 345.6 Mビット送信できなければなりません。帯域幅は 345.6 Mビット/秒以上必要なので、選択肢では350 Mビット/秒のみが該当します。

よって、正解は エ です。

 


 

No. 8 設置場所が異なるクライアントとサーバ間で、次の条件で通信を行う場合の応答時間は何秒か。ここで、クライアントの送信処理の始まりから受信処理の終了までを応答時間とし、 距離による遅延は考慮しないものとする。
[条件]
クライアントとサーバ間の回線速度 8M ビット/秒
伝送効率 60 %
電文長 上リ lM バイト, 下り 2M バイト
クライアントの処理時間 送信, 受信を合わせて 0.4秒
サーパの処理時間 送信, 受信を合わせて 0.4秒

(出題元:問題31
 分類:技術要素)

 

正解 : エ 

 

ア   1.4 
イ 3.8
ウ 5.0
 5.8

 

 


クライアントとサーバ間の回線速度は8Mビット/秒ですが、伝送効率が 60 %なので、8×0.6 = 4.8 Mビット/秒が実際の回線速度になります。電文長は上りが1Mバイトなので、1×8Mビットです。下りは2Mバイトなので、2×8Mビットです。上りと下りを合わせて24 Mビットの電文を送信するには、24 ÷ 4.8 = 5.0 秒かかります。
クライアントの送信処理の始まりから受信処理の終了までの応答時間は、クライアントの処理時間、サーバの処理時間、上りと下りの電文の送信時間を合計した時間になるので、0.4 + 0.4 + 5.0 = 5.8 秒です。

よって、正解は エ です。

 


No. 9TCP 、UDPのポート番号を識別し、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスとの対応関係を管理することによって、プライベートIPアドレスを使用するLAN上の複数の端末が、 一つのグロ ーバルIPアドレスを共有してインターネットにアクセスする仕組みはどれか。(出題元:問題35 分類:技術要素)

 

正解 : ウ 

 

ア  IPスプー フィング 
イ IPマルチキャスト
 NAPT
エ NTP

 

 


プライベート IP アドレスとは、組織の中で PC などを使用する場合に、PC などの識別に用いる組織内で重複しない IP アドレスです。
複数の組織で同一のプライベート IP アドレスを使用している可能性があります。
グローバル IP アドレスとは、インターネットの環境において各組織に重複しないように割り当てられた IP アドレスです。
組織の PC やサーバなどからインターネットのサービスを利用するときは、重複しない IP アドレスに変換する必要があります。

ア: 送信者が IP パケットに含まれる送信元 IP アドレスを偽って攻撃対象に不正アクセスする行為です。
イ: IP のパケットを、複数の宛先に一度に送信する方法です。
ウ: NAPT(Network Address Port Translation)は、組織の PC やサーバなどからインターネットのサービスを利用するときに、TCP や UDP のポート番号を識別してプライベート IP アドレスとグローバル IP アドレスの変換を行う方式です。
エ: NTP(Network Time Protocol)は、コンピュータや通信機器のタイマを世界標準時に同期させるプロトコルです。

よって、正解は ウ です。

 


No. 10SEOポイズニングの説明はどれか。(出題元:問題37 分類:技術要素)

 

正解 : ア 

 

 Web 検索サイトの順位付けアルゴリズムを悪用して, 検索結果の上位に, 悪意 のあるWebサイトを意図的に表示させる。

 ウイルス対策ソフトのセキュリティ上の脆弱性を悪用して, システム権限で不 正な処理を実行させる。 

ウ 車などで移動しながら, 無線LANのアクセスポイントを探し出して, ネットワ ークに侵入する。  

エ ネットワ ークを流れるパケットから, 侵入のパターンに合致するものを検出し て, 管理者への通知や,検出した内容の記録を行う。

 


SEO(Search Engine Optimization)とは、Web ページについて、検索サイトの検索結果で上位に表示されるようにすることです。
SEO ポイズニングとは、Web 検索サイトの順位付けアルゴリズムを悪用して、検索結果の上位に悪意のある Web サイトを意図的に表示させることです。

ア: 正しい。
イ: セキュリティホールを悪用した攻撃の説明です。
ウ: ウォードライビングの説明です。
エ:IPS(Intrusion Prevention System:侵入防御システム)の説明です。

よって、正解は A です。

 


 


2019年1月27日(日)試験分のお申し込みは2018年12月14日14:00まで!

 

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