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ITパスポートの効率的な学習方法とは?レベル別合格に必要な学習時間も解説

ITパスポートの効率的な学習方法とは?レベル別合格に必要な学習時間も解説

ずばり、ITパスポートの合格に必要な学習時間は100時間~160時間と言われています。3ヵ月~5カ月の学習で試験に臨む方が多いようです。学習時間に開きがあるのは、学習者の基礎的知識によって学習時間が大きく変わる為です。
合格の鍵を握るのは学習方法です。本記事では、レベル別の合格に必要な学習時間や、合格をする為の学習方法について徹底的に解説をします。

ITパスポートとは?

ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。社会のDX化が進む中で、受験数は増加傾向にあり、令和5年には年間応募者数が25万人を超える人気な試験です。

ITパスポートの合格率は?

令和5年度4月~10月までの合格率は、51.5%となっています。合格率は、社会人(54.8%)と学生(39.2%)と社会人と学生では若干の違いがありますが、基本的には2人に1人が合格できる試験と覚えておくとよいでしょう。ITパスポートはあくまでもITに関する基礎的知識を問われる試験なので、難易度が高い分けではありません。にも関わらず合格率が50%代なのは、問題の難易度ではなく、出題範囲の広さにあります。不合格者の多くが学習時間が足りていません。

ITパスポートに合格する鍵は、学習計画スケジュールを作成すること、スケジュールにそってきちんと学習時間を確保することです。

ITパスポートの合格基準と出題範囲

試験勉強を始める前に重要なのは合格基準を理解し、合格基準を超える為の学習をすることです。

ITパスポートの出題分野はストラテジ、マネジメント、テクノロジの3分野に分かれます。合格するためには以下2つの条件をクリアすることが必要です。

合格基準

▼各分野の出題問題数は以下の通りです。
ストラテジ系(経営全般):35問程度
マネジメント系(IT管理):20問程度
テクノロジ系(IT技術):45問程度

ITパスポートは、IRT方式という問題の難易度によって点数配分が変わる計算方式を採用しています。そのため、6割の問題数を正解したからといって確実に合格ができるわけではありません。模擬テストを受験する際には7割を超えるよう意識しましょう。

ITパスポート合格に必要な学習時間

学生や初学者の場合

初学者というのは、学生の方やオフィスワークではない職業の方をイメージいただけるとよいと思います。初学者の方は約150時間~160時間の学習時間になります!週に10時間学習をした場合には、約4ヵ月の学習期間が必要になります。

社会人の方

社会人の方は入社2年ぐらいを過ぎた方をイメージしていただけるとよいと思います。社会人の方の学習事案は100時間~120時間の学習をいただくとよいでしょう。週に10時間学習をした場合には、約3ヵ月の学習期間が必要となります。

エンジニア職の方

既にエンジニアとして活躍されている方などの学習時間は70時間~90時間になります。週10時間学習をした場合は約2カ月の学習時間が必要となります。

効率的な学習時間

ITパスポートを学習する時に重要なことは満点を取る必要はない試験ということを頭において学習を進めることです。ITパスポートの合格点は600点/1000点となっており、約6割をとれば合格をすることができます。実際にITパスポートの合格者の得点として1番多い層は、合格点ギリギリの600点~649点になります。また、冒頭にも述べたように、ITパスポートの難しさは、試験問題の難易度ではなく、膨大な出題範囲になります。この出題範囲をいかに効率的に学習をしていくかが、合格の鍵を握ります。
以下、学習を効率的に進める為のおすすめの学習方法になります。

 

①まずは1つ教科書となる参考書やeラーニングを購入しましょう。

②すべてを理解する必要はないので、教科書を速読していきます。速読をする時に、理解できそうな部分・難しい部分を分けながら学習を進めていきます。
(2週間~3週間)


③理解ができそうな部分から学習を始めましょう。(通常、マネジメントやストラテジはテクノロジよりも学習がしやすいです)この段階では教科書をしっかりと読込み、章の学習が完了をしたら、該当部分の実際の問題を解いていきます。
(3週間)


④理解が難しい部分については、用語などその中でも理解ができそうなもののみ学習をします。こちらも実際の問題をといていきましょう。どうしても理解ができない問題は学習をしなくてもOKです。
(3週間)


⑤全体の学習が終わったら、模擬試験や過去問を実際の試験出題数・試験時間で解いてみましょう。採点をする際は、
【1】解けるはずなのに不正解になった問題(用語問題などは確実に解けるようにこちらに振り分けましょう)
【2】まったく歯が立たなかった問題の2つに分けます。

実際の得点と【1】を足した時に、70%を超えるかを確認します。
超えた場合、【1】を学習して正解ができるようになる
超えない場合【2】の中から、学習をすれば理解ができる問題に絞って学習をします。
⑥ ⑤の作業を繰り返しながら平均的に70%以上が正解できるように学習を進めましょう。

レベル別学習のポイント

学生や初学者の場合

学生や初学者の場合にはITパスポートは基礎的知識が問われる試験であっても難易度が高いのが現状です。まずはスケジュールを立て、上記の手順に沿って学習を進めましょう。

社会人の方

IT初学者であっても社会人経験者の方が学生や初学者の方より学習時間が短い理由は、ITパスポートの出題分野がテクノロジだけではないことにあります。実際に過去問を解いてみると、社会人経験での一般常識で解ける問題が多数あることに気が付くと思います。上記説明をした学習方法②を省いて、一度学習を始める前に過去問を解き、得意分野、苦手分野を見極めながら、③の学習からスタートするとより効率的に学習をいただけます。

エンジニア職の方

エンジニア職の方がよく、ITパスポートに落ちたという話を聞きます。これは、知識がある=試験対策が出来ているということではないからです。試験に合格をするには、ある程度過去問や出題方式になれておく必要があります。また、テクノロジ系の問題で満点を取ったとしても、ITパスポートに合格をすることは出来ません。ITパスポートでは、各分野で300点以上を取得しないとなりませんので、マネジメント・ストラテジの対策も忘れないようにしましょう。

まとめ

今回はレベル別ITパスポートに合格する為に必要な学習時間、またおすすめの学習方法について説明をしました。ITパスポートはの難易度はその人の理解度や経験値によって変わりますが、初学者の方でも一定の学習時間を確保して学習すれば、合格できる試験になります。
学習のモチベーションは学習を進めるにつれ、だんだんと落ちて行ってしまうものです。だからこそ、期限を決め、その目標に向かって効率的に学習を進めていくことが重要です。

BizLearnの提供する「ITパスポート対策講座」は、学習システムを利用して効率的にITパスポートの学習を進めることができます。

・6カ月という受講期間が決まっている為、モチベーション高く学習ができる
・分からない問題があれば受講期間中いつでも・何度でもプロのチュータに質問をすることができる。
・学習データを活用して、学習者ご自身の弱点チェックシートの作成など。

是非、BizLearn のITパスポート対策講座を利用してITパスポートに合格しましょう!

 

 

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