- 1.制度改定の背景を理解した上で学習を始めよう
- 2.試験実施事項の変更点を確認しよう
- 2.1.通年受験になり、受験可能回数も増える!
- 2.2.採点がIRT方式に変わり、CBT方式でも平等に採点がされる!
- 2.3.試験時間の変更に伴い問題回答数も変わる!
- 3.午後問題は大きな改定が入るので要チェック
- 3.1.出題形式大問から小問に変更される
- 3.2.出題範囲が限定的になる
- 3.3.新制度対応問題をサンプルで確認しよう
- 4.午前免除制度を使用し基本情報技術者試験に合格しよう
- 5.まとめ
1.制度改定の背景を理解した上で学習を始めよう
より多くの職種でデジタル人材が求められる今、IPAは試験の対象像を「高度IT人材(エンジニア)」から「デジタル人材」へと広げました。
また、試験制度もより多くの人が受験できるよう通年受験への変更がされ、試験の出題内容も大幅に変更されます。
2.試験実施事項が大きく変更されるので要注意
制度改定前 | 制度改定後 | |
---|---|---|
試験回数 | 年2回 | 回数制限なし |
時期 | 上期/下期 | 都合の良い時 |
試験名 | 午前問題 午後問題 |
科目A試験 科目B試験 |
試験時間 | 午前:150分 午後:150分 |
科目A:90分 科目B:100分 |
回答数/出題数 | 午前:80問/80問 午後:5問/11問 |
科目A:60問/60問 科目B:20問/20問 |
採点方法 | 60点以上 | IRT方式 |
2.1.通年受験になり、受験可能回数も増える!
IPAより2022年12月26日にリテイクポリシーが発表されました。基本情報技術者試験に不合格になった場合、前回の受験日の翌日から起算して30日を超えた日以降を、受験日として指定可能になります。 また、再申込みは申込済の試験の終了時刻を過ぎたら再申込みが可能になります。
試験実施時期に向けて学習スケジュールを作るのではなく、自分の学習ペースに合わせて受験時期を選ぶことができるので、学習スケジュールが作りやすくなる!また、もし不合格になった場合でも、1ヵ月後に再チャレンジが出来るので、モチベーションを保ちながら再試験に臨めるようになりました。
2.2採点がIRT方式に変わり、CBT方式でも平等に採点がされる!
IRT方式とは
IRT方式とは、問題の難易度ごとに点数が変わる採点方式です。基本情報技術者試験は、コンピュータを使用して受験するCBT方式によって行われているため、出題される内容が受験者によって異なります。
その際、1問1点で計算されてしまうと、問題の難易度によって不公平が生まれてしまいます。IRT方式を取り入れることで、この不公平がなくなり平等に合格の基準が引かれることになります。
2.3試験時間の変更に伴い問題回答数も変わる!
3.午後問題は大きな改定が入るので要チェック
変更前 | 変更後 | ||
---|---|---|---|
午後問題 | 試験時間:150分 出題形式:大問 出題数:11問 回答数:5問 |
科目B試験 | 試験時間:100分 出題形式:小問 出題数:20問 回答数:20問 |
3.1出題形式大問から小問に変更される
午後問題が難関と呼ばれる理由は長文問題にありました。今までこの長文問題に悩まされた方も多いのではないでしょうか?この長文問題が小問に変更されることで試験の難易度は下がることが想定されますが、問題数は多くなる為時間配分の調整が必要になってきます。
3.2出題範囲が限定的になる
出題範囲が限定的になり学習事項が明確化された一方、選択問題が廃止されたことで自分の得意分野での点数稼ぎができなくなった為、アルゴリズムや情報セキュリティやプログラムが苦手な方はより一層の学習が必要になります。
3.3新制度対応問題をサンプルで確認しよう
サンプル問題はこちらから
(出典:情報セキュリティマネジメント試験 科目B試験サンプル問題)
IPAより2022年12月26日にサンプル問題のセットが公開されました。
▼基本情報技術者試験(科目A試験)サンプル問題(60問)セット
問題 回答
▼基本情報技術者試験(科目B試験)サンプル問題(20問)セット
問題 解答
「出典:基本情報技術者試験(科目A試験) サンプル問題セット」
「出典:基本情報技術者試験(科目B試験) サンプル問題セット」
4.午前免除制度を使用し基本情報技術者試験に合格しよう
現制度では午前免除修了試験合格者(修了認定者)の午前試験の免除期間は1年間・本試験の受験回数は最大2回となっていますが、 改定後は、免除期間1年間の中で、本試験の受験回数制限がなくなるので、何度でも科目A試験なしで本試験を受験することが可能になります。
科目A試験免除試験に合格をすることで難易度が高い(午後試験)科目B試験に免除期間1年間の中なら何度でも科目A試験なしで受験できる。
5.まとめ
試験の難易度の感じ方は受験者によってそれぞれのため、判断することは難しいですが、難関と言われている午後問題が、長文問題が短い問題になり、出題範囲も狭まるので学習はしやすくなるのではないかと思います。
・新制度に対応した講座で学習ができる
・科目A免除制度を使用できる。
・受講中なんどでも専任チュータに学習の質問・相談ができる
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