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2020.09.25
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PMP®資格の更新方法を徹底解説|CCRプログラム変更とPDUの取得方法紹介

PMP®資格の更新方法を徹底解説|CCRプログラム変更とPDUの取得方法紹介
BizLearnでは、eラーニング「PMP®更新セット」を提供しています。
PMP®資格は取得したら終わりではありません。資格取得後も継続的な学習や活動などの更新が必要なのが資格です。資格の更新は3年毎に行います。2015年に更新のルールが変更され、本稿では新しく変更されたルールやPDUの取得方法などを解説します。資格の更新は3年毎の更新ですが、事前にしっかり準備しておくことが重要です。ぜひ参考にしてください。
目次

1.PMP®資格は更新が必要!

PMP®資格は、合格したら終わりではありません。せっかく公式研修を受けて、勉強をして取得した資格も3年ごとの更新を行わなければ、失効してしまいます。そのため、3年の間に継続的な学習やプロジェクトマネージャーの専門家として活動を行わなければなりせん。このように資格の更新が必要な理由は、継続した専門知識の習得、専門能力の開発などプロジェクトマネジメントの専門家でいること、そしてコミュニティの発展などプロフェッショナルとしての責任を果たすことが求められるからです。

2.PMP®資格を更新するには

PMP®資格は、PMI®に認定されている資格で、更新するためにはCCRプログラムへの参加が必要です。CCRプログラムでは、PDUを取得することが求められます。

2.1.CCRプログラムとは?

CCRプログラムとは、Continuing Certification Requirements Programの略語です。PMP®資格更新のための仕組みのことを指します。PMP®の資格は3年の有効期限があり、この3年間に60PDU以上取得する必要があります。この3年間をCCRサイクルと呼び、このサイクルを繰り返すことでPMP®の資格を維持し続けられます。

2.2.取得が必要なPDUとは?

PDUとは、Professional Development Unitの略であり、PMP®資格更新のための学習や活動の時間を計測するための単位です。例えば、プロジェクトマネジメントに関する学習1時間行うと、PDU1単位が取得できます。PDUは端数でも取得でき、最小単位は0.25PDUです。1時間15分学習をしたら、1.25PDU取得できます。しかし、これは1時間を超えた場合にのみ適用されます。取得されたPDUはPMIに申請することで内容が審査され認定されれば、無事資格更新となります。

2.3.Web上でのPDUの記録

取得したPDUは、記録する必要があります。記録するのはPMI®本部のCCRSのWEBサイト(https://ccrs.pmi.org/)です。必要PDUを満たし、更新料を支払うなど更新の条件を満たしていることで資格は更新されます。
pmpスクリーンショット

2.4.資格更新にかかる費用

資格の更新料は、PMI会員と非会員で異なります。資格更新費用は、PMI会員で60USD、非会員は150USDです。更新料はサイクル中いつでも支払うことができますが、サイクル終了日から90日以内に支払う必要があります。支払いが完了したら、約1週間程度で更新手続きが完了します。

2.5.保管が必要な証明書類

PMI®の資格更新の際、数パーセントの資格保有者が無作為に監査対象として選択されます。監査対象に選ばれた場合、学習記録やセミナーへの参加記録など申請したPDUのサポート資料の提出が求められます。そのため、CCRサイクルが終了しても少なくても18ヶ月間はPDUのサポート資料は保管するようにしましょう。

3.PMP更新で特に気をつけるべき3つのポイント

それではここからPMP®更新するために特に気をつけるべきポイントをご紹介します。

3.1.更新には60PDU以上の取得が必要

PMP®の資格更新には、3年間で60PDU以上の取得が必要です。PDUは、読書やeラーニングなどを対象とした「教育分野」と実務などの「ギブバック活動」の大きく2つの分野の活動から取得できます。しかし、取得にはルールがあります。教育分野は、最低35PDU以上取得する必要です。また、教育分野では学ぶべきカテゴリーとして、サブカテゴリーが3つ設定されています。この3つのサブカテゴリーでもそれぞれ8PDU 取得する必要があります。また、実務などのギブバックは最大25PDUまでしか取得できません。そのため計画的な取得が必要です。

3.2.60PDUを超えた部分は次のサイクルの申請で使える

活動が増えてくることで60PDU以上取得した場合、3年目に取得したPDUであれば、20PDUまでは次のCCRサイクルに持ち越せます。0.25PDUと最小単位から持ち越せるので、無駄な取得になることはありません。しかし、1,2年目に取得したPDUは持ち越せないため気をつけましょう。

3.3.1年間の猶予期間あり

CCRサイクル中に更新条件の60PDUを取得できなかった場合、1年間の猶予期間が与えられます。しかし、猶予期間中は、資格保持者を名乗ることや名刺に明記することは出来ません。1年間の猶予期間中にPDUの取得、更新料支払いなど更新手続きを進める必要があります。もし、猶予期間内に更新手続きができなかった場合は資格失効になり、再度資格が必要な場合には再受験する必要があります。

4.教育分野で取得できるPDU

PDUを取得できる一つの分野が、読書やeラーニングを通してPDUを取得できるのが教育分野です。教育分野は、最低35PDUを取得する必要がありますが、35PDU以上であれば極端な例では、60PDUすべて教育分野だけで取得することも問題ありません。しかし、注意しなければいけないのがサブカテゴリーです。PMI®は、プロジェクトマネジジャーに必要な2つのスキルエリアをタレント・トライアングルとして設定しています。この3つのスキルエリアでそれぞれ最低8PDU取得する必要があることを覚えておいてください。

4.1.PMI®タレント・トライアングル

4.1.1.テクニカル・プロジェクトマネジメント

テクニカル・プロジェクトマネジメントとは、プロジェクトマネジメント、プログラムマネジメントに必要な専門知識やスキルです。プロジェクトマネージャーとして、より業務をスムーズに運用していくための専門知識です。最低8PDU取得する必要があります。

4.1.2.リーダーシップ

リーダーシップは、組織やプロジェクトを運営する際のリーダーシップ能力の知識・スキルです。プロジェクトマネージャーは、プロジェクトにどのようなスキルの人が必要か洗い出してチームを形成することや、チームメンバーと関わりモチベーションを管理するなどのリーダーの役割もあります。リーダーシップも最低8PDU取得する必要があります。

4.1.3.ストラテジック&ビジネスマネジメント

ストラテジー&ビジネスマネジメントは、マーケティング戦略などビジネス成果やパフォーマンス向上のための業界知識や専門知識です。プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの成功だけでなく、組織の成功など中長期的視点が求められるようになってきています。ストラテジック&ビジネスマネジメントも最低8PDU取得する必要があります。

4.2.教育分野でPDUを取得する方法

4.2.1.コースまたはトレーニング (Course or Training)

PMI®や登録研修機関(R.E.P.)主催の研修、トレーニングに参加することです。PMI®の支部での対面コースやR.E.P.が登録した e ラーニング、オンラインセミナーなども該当します。受講申込書や受講証明書などは監査に必要な書類のため、申請する際は、コースのごとに申請することを覚えておいてください。
当社のeラーニングもこちらに該当します。

4.2.2.組織のミーティング(Organization Meetings)

PMI®などが企画運営するPM専門家向けのミーティングへの参加することです。ミーティングに参加することで、学習や人脈作りなどに繋がります。PMI®イベントカレンダーなどで検索してみましょう。取得できる通常は1−2PDUという制限があります。

4.2.3.オンラインやデジタルメディア(Online or Digital Media)

自分のニーズや時間にあわせて学べるオンラインコースなどに受講参加することです。例えば、PMI®が提供するProjectManagement.com(https://www.projectmanagement.com/default.cfm)などがあります。サブカテゴリー毎に受講でき、1時間の受講で1PDUに繋がります。また、ProjectManagement.comの場合は、PMI®のアカウントと連携できるため申請の必要もないというメリットもありますが、日本語に対応した講座は少ないようです。
pmiスクリーンショット

4.2.4.読書(Read)

書籍・ブログ・ホワイトペーパーなど読むことで、プロジェクトマネジメントに必要な知識を学ぶことです。PDUの申請可能な読書の種類等は、PMI®のホームページで対応する本や支部ホームペー ジ上の会員向け記事、公開記事を確認しましょう。

4.2.5.非公式学習(Informal Learning)

専門家として資する検討会などの研修への参加です。例えば、メンタリング受講やランチなどを伴った研鑽会合などがあります。専門家とのディスカッションを行うことで体系的に学ぶことが出来ます。

5.ギブバック活動分野で取得できるPDU

ギブバック活動は、実務やブログなどで自己知識の共有、ボランティア活動などのプロジェクトマネジメントのコミュニティ発展のための貢献活動のことです。PMP®を取得する人の多くは、実務でもプロジェクトマネジメントに関わっていると思いますが、取得上限は25PDUと決まっています。しかし、最低取得数は決まっておらず、0PDUでも良いので、全PDUは教育分野でのPDU取得でも問題ございません。

5.1.ギブバック活動とは?

ギブバック活動とは、専門分野の発展に寄与するための自己の知識や経験のコミュニティへの共有活動のことを指します。具体的には、実務者として仕事や、ブログ・ウェビナーを通したコンテンツ作成、プレゼンテーションの実施などがあります。

5.2.ギブバック活動分野でPDUを取得する方法

5.2.1.実践者としての仕事(Work as a Practitioner)

PMP®資格者としてプロジェクトマネジメントの実務に従事することです。実務に従事することは、専門スキルの維持と成長につながります。しかし、この方法での取得上限は8PDUと決まっており、またCCRの期間中一度しか申請が出来ないという条件があります。監査に必要な書類は、職務記述書などの雇用証明です。

5.2.2.コンテンツ作成(Create Content)

書籍やウェビナー、ブログ記事などを作成することで他の人への知識共有コンテンツを作成する方法です。コンテンツを作成することで、有資格者だけでなく一般の人への今後の学習に貢献し、コミュニティの発展に従事します。コンテンツ作成に費やした時間1時間につき1PDUに相当します。

5.2.3.プレゼンテーション実施(Give a Presentation)

PMI日本支部のイベントやグローバルカンファレンス、そして組織でのプレゼンテーション、講演などを通して、知識・経験の共有を図ることです。1時間の発表につき、1PDUが取得できます。注意点としては、対象がプレゼンテーションの発表時間ということです。プレゼンテーションの資料作成はコンテンツ作成で申請しましょう。

5.2.4.知識共有(Share Knowledge)

メンタリングや指導を通して、自身の知識、経験スキルを共有することでもPDUを取得可能です。対象者が知識を共有してもらうことに学ぶだけでなく、自身の役割やスキルを高めることにもつながります。知識共有に費やした時間1時間につき、1PDU取得可能です。監査には、コーチングやメンタリングの取り決めを支援する根拠、ディスカッションやアクティビティの概要と実施日を記載した記録が必要です。

5.2.5.ボランティア(Volunteer)

所属企業やクライアント以外のコミュニティで知識・スキルの共有などのサービスを提供します。PMI®等でボランティアの一覧を調べて参加が可能です。ボランティア(報酬を得ない)活動を1時間行う事に1PDU取得できます。監査には、ボランティア活動に参加したことを認めた組織からの書簡や証明書が必要です。

6.PMP®更新の手順

PMP®の更新手順は大きく6つのプロセスに分かれます。
①PDUの登録
活動したPDUの登録です。本部のCCRSのWEBサイト(https://ccrs.pmi.org/)を通して登録をします。この際条件を満たしているのかをしっかり確認しましょう。
②更新通知の受信
PMI®より更新時期が近づいてきたら、更新が必要な旨Eメールが送られてくるので確認をしましょう。
③更新情報の入力
メールを受信したら更新情報の入力を行います。
④更新費用の支払
更新費用の支払いを行いましょう。更新費用は、ご紹介したようにPMI®会員60USD、非会員150USDです。支払い方法は、クレジットカードなどがあります。
⑤資格証明書の受領
資格証明書を受領します。資格証明書は、更新手続きが出来てから約6−8週間程度で郵送にて送られます。
⑥更新完了
以上が資格更新の流れです。3年間とサイクルは長いようで短いです。しっかり計画を持って、はやめにPDUを取得して、更新手続きをすすめるようにしましょう。

7.PMP®更新ルールの変更について

PMP®の更新ルールは定期的に変更が行われることで、現在の時流に合わせた資格として知られています。ここでは2015年の変更の内容をご紹介したいと思います。

7.1.更新ルールの変更ポイント

2015年1月に更新された際の変更点は以下になります。教育・ギフトバック活動のPDU変更。従来、ギフトバック活動は3年あいだで45PDU申請可能でした。しかし、ルールの変更に伴い、最高25PDUまでしか申請できなくなりました。2点目は、教育のサブカテゴリーが新設されたことです。PMI®タレントト・ライアングルが新設され、それぞれの最低PDUも設定されました。

7.2.常に最新情報を確認しましょう

PMP®は、常に市場動向やプロジェクトマネージャーに求められることを確認しながら、試験内容やCCRルールなどを更新しています。そのため、日々変更がないか、最新情報を確認するようにしましょう。

8.まとめ

PMP®は取ったら終わりではなく、定期的に更新が必要な資格です。そのため、プロジェクトマネジメントの資格としての威厳を保っています。資格更新は、3年毎に60PDU取得する必要があり、教育分野・ギブバック活動から取得できます。3年というとある程度時間があるように思うかもしれませんが、更新時期を逃すと資格が失効してしまいます。そのため、しっかり計画を立ててPDUを取得しましょう。BizLearnのeラーニングのeラーニング「PMP®更新セット」では、更新に必要な60PDUをこれ1つで取得できます。ぜひ受講を検討してみてください。
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