日本の国家資格の一つである情報処理技術者試験。その中でも、IT人材に必要とされる情報処理の基本的な知識・機能・活用能力を試されるのが基本情報技術者試験です。令和元年度秋期の試験では受験者数6万人を超え、とても人気のある資格試験です。
基本情報技術者試験は午前と午後の試験に分かれており、両方を合格しないと試験の合格とはなりません。まず受験者に立ちはだかるのが午前の試験です。その特徴として幅広い出題範囲、内容があります。
基本情報技術者試験の午前問題の情報セキュリティ分野については、技術的な知識の面と管理実務の両方について問う問題が出題されてきています。
今回の記事では午前問題の情報セキュリティの分野について解説します。
- 1.午前の問題内の一分野、情報セキュリティとは
- 2.情報セキュリティ分野の対策とは
- 2.1.eラーニングを利用した学習方法
- 2.2.BizLearnのeラーニングから例題と解説
- 2.3.午前免除制度の適用について
- 3.まとめ
1.午前の問題内の一分野、情報セキュリティとは
1.情報セキュリティ
(1)情報セキュリティの目的と考え方
(2)情報セキュリティの重要性
(3)脅威
(4)脆弱性
(5)不正のメカニズム
(6)攻撃者の種類,攻撃の動機
(7)攻撃手法
(8)情報セキュリティに関する技術
2.情報セキュリティ管理
(1)情報セキュリティ管理
(2)リスク分析と評価
(3)情報セキュリティ継続
(4)情報セキュリティ諸規程(情報セキュリティポリシを含む組織内規程)
(5)情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)
(6)情報セキュリティ組織・機関
3.セキュリティ技術評価
(1)セキュリティ評価基準
4.情報セキュリティ対策
(1)情報セキュリティ対策の種類
5.セキュリティ実装技術
(1)セキュアプロトコル
(2)認証プロトコル
(3)ネットワークセキュリティ
(4)データベースセキュリティ
(5)アプリケーションセキュリティ
https://www.jitec.ipa.go.jp/
2.情報セキュリティ分野の対策とは
2.1.eラーニングを利用した学習方法
※ただし、情報処理技術は現在も発展し続けており、新たな分野から出題されることもあります。
eラーニングには過去問題とその解説があるため、繰り返し学ぶことで午前試験の対策をすることが可能です。
2.2.BizLearnのeラーニングから例題と解説
平成29年度春期試験より 問題:
1台のファイアウォールによって、外部セグメント、DMZ、内部セグメントの3つのセグメントに分割されたネットワークがある。このネットワークにおいて、Web サーバと、重要なデータをもつデータベースサーバから成るシステムを使って、利用者向けのサービスをインターネットに公開する場合、インターネットからの不正アクセスから重要なデータを保護するためのサーバの設置方法のうち、最も適切なものはどれか。ここで、ファイアウォールでは、外部セグメントと DMZ との間および DMZ と内部セグメントとの間の通信は特定のプロトコルだけを許可し、外部セグメントと内部セグメントとの間の直接の通信は許可しないものとする。
選択肢:
A. Web サーバとデータベースサーバを DMZ に設置する。
B. Web サーバとデータベースサーバを内部セグメントに設置する。
C. Web サーバを DMZ に、データベースサーバを内部セグメントに設置する。
D. Web サーバを外部セグメントに、データベースサーバを DMZ に設置する。
Q1. 正解 C
DMZ(DeMilitarized Zone:非武装地帯)は、インターネット等の外部ネットワークと内部ネットワークの間に置かれるネットワークセグメントで、ファイアウォール等により外部セグメントとも内部セグメントとも隔離されます。Web サーバ等の外部に公開するサーバを、DMZ セグメントに置いて内部ネットワークから隔離することにより、セキュリティを高めます。
A. データベースサーバは、外部に公開せず厳重に守りたいので内部セグメントに置きます。
B. Web サーバは、外部に公開するので DMZ セグメントに置きます。
C. 正解です。
D. 外部セグメントにサーバを置くと、ファイアウォールの外側になりますので危険です。
このようにBizLearnのeラーニングは丁寧な解説付きで、基本情報技術者試験に向けての勉強をサポートします。
2.3.午前免除制度の適用について
BizLearnのeラーニングでは午前免除修了試験に対応しているため、初心者や文系の受験者にもおすすめです。
3.まとめ
当社のeラーニング「基本情報技術者試験 合格総合対策コース」では、効率的な学習ができます。蓄積されていく個人ごとの問題の実施結果により、間違いの多い分野の分析が容易になるため、午前の対策を効率的に行えます。チュータ担任制度もあり、質問に回答してくれる仕組みとなっているため、難しい問題でつまってしまっても質問することで解決が図れます。また合格ナビゲーション付きのコースでは、いつ何を学ぶのかのモデルケースを示し、ペースメーカー的な役割を果たしてくれます。もちろん、午前免除制度にも対応しています。
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